「28年間の秘密」K-19 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
28年間の秘密
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1961年冷戦時、米国へ対抗すべく、準備不足が否めない中、原子力潜水艦を進水させたソビエト海軍。
無茶なドリルで無線機は故障、放射能漏れが発覚し、爆発すれば近くの米駆逐艦も巻き添えになって、米ソ対戦の引き金になりうる…。とは言え、進んで米国の救助を要請すれば、反逆罪で収容所行き…。
乗組員達は初々しさが残る青年が多く、原子炉修理のため犠牲になった彼らの姿には涙が出ました。
部下からも信頼され、温厚なCaptain Poleninと、彼の上官として新たに任命された厳格な野心家Captain Vostrikovとの対立は、”Crimson Tide”の状況に似ています。ドリルマニアVostrikovの命令にことごとく口を挟んでいたのに、急にPoleninが彼の味方になる所には違和感が残りました。艦内クーデターは良くないってことなのかな。
潜水艦内の緊迫感は”Das Boot”の方が上かも知れませんが、「眠れる移動式核弾頭」内での伏せられてきた悲劇に心が痛みます。
ちなみにソビエトなのに、終始ばっちり英語です。
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