「【”世に出た者は、いづれ消える・・”傑作の第一作をベースにしながら、一国二制度に移行する香港の黒社会でのサバイバルゲームを描いた第二作。】」インファナル・アフェアII 無間序曲 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”世に出た者は、いづれ消える・・”傑作の第一作をベースにしながら、一国二制度に移行する香港の黒社会でのサバイバルゲームを描いた第二作。】
ー 今作の主役は、第1作では重要な脇役であった、ウォン警部(アンソニー・ウォン)と黒社会の後にドンとなった若きサム(エリック・ツァン)である。
そして、前作では登場しなかった父を暗殺された、黒社会のドン、ンガイ・ハウ(フランシス・ウ)である。
傑作の第二作はトーンが落ちる比率が高いが、今作は設定を前作の11年前に設定することで、面白さをキープしている。
第一作で描かれなかった事が、今作で描かれてからである。ー
◆感想
・ウォン警部と黒社会の一員であったサムの立場を超えた結びつきの描き方の巧さ。
・サムが、ンガイ・ハウの報復ともいえる行為から、妻を殺されつつも強かに且つ飄々とした体で、生き残る様の描き方。
・若き、ラウとヤンが悩みながらも潜入を続ける心持が、もう少しキチンと描かれていると、良かったかな・・、とは思いつつ、ラウがサムの妻エリーに恋心を抱き、指示の通りンガイ・ハウの父、クワンを暗殺するシーンなど、一作目とは違う若き二人の揺れる心持の描き方。
<今作を面白くしているのは、ウォン警部を演じたアンソニー・ウォンの警察とマフィアの間に身を置く事で悩む姿と、黒社会の一員であったサムを演じたエリック・ツァンの飄々とした演技(そして、彼は黒社会のドンになっていく・・)とンガイ・ハウを演じた亡き父の想いを継ごうとするフランシス・ウの演技であろうと思った作品である。
そして、このシリーズの魅力に引き込まれた者は、”無間地獄”に陥っていくのである・・。
ようこそ、”無間地獄”へ・・・。>
こんにちは!
私は無間地獄から抜け出せないので、何度も観ちゃいますね。この3部作と「レオン」は何度でもみちゃいますね。
皆さん、それぞれ何度も観ちゃう好きな映画ありますよねえ!なんか興味あるなあ🤔