シャイニングのレビュー・感想・評価
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REDRUM
初めて観たのはいつのことだか。
その時はとにかく怖くて、血の洪水と双子と腐った老婆のイメージしか頭に残っていませんでした。それらシーンのインパクトが強すぎて、内容は全く理解していませんでした。
改めてじっくり観たら…そんなに怖くないかも?
特に序盤は、もし恐怖を煽る音楽がなければ、ホームドラマと見紛うほど明るい映像です。
殺人をそそのかすのは…
地下深くに眠る先住民の呪いか、
ホテルに棲みつく悪霊か。
それとも単に、ペンが進まない作家のスランプが引き起こしただけなのか…。
いずれにしても、その「効果」は1ヶ月滞在しないと出てこないようですね。
“A month later” 以降…
↓
“Tuesday”→(そのまま Wednesday 朝?)
↓
“Saturday”
↓
“Monday”
↓
“Wednesday”
↓
(Thursday) “4pm”→(Friday 朝)
これが実はシャッフルされているのではないかと思って観直したのですが、積雪と髭と服装で上手く当てはまりませんでした。
(2度目の)水曜日、237号室が開いてから、一気に事が進みます。
おぞましきDonner Partyについての言及、Jackが非白人バーテンダーに言う”white man’s burden”、アメリカ国旗を思わせる鮮やかな赤・青・白の服装、先住民風の装飾や色合い…などなど、色々とヒントはあるのですが、いずれも断定的ではありません。
CharlesとDelbert、2つの名前で出てくるGradyも…仮説を読んで、分かったような分からないような。
Jack Nicholson、発狂する前から顔が怖すぎ
(^_^;)。Shelly Duvallの恐怖に引きつった顔を見て、「カメラを止めるな!」の怖がり方はやはり作りものだったなぁと思い直しました。比べたら酷か。
当ホテルはお客様をお狂わせ致します…
原作はスティーヴン・キングの代表作。
天才スタンリー・キューブリックが映画化し、映画史上最も怖い映画にも選出。
代名詞とでも言うべきあまりにも有名なあのシーンは幾度となくオマージュやパロディーに。昨年はスピルバーグの『レディ・プレイヤー1』でも引用。
ホラーの金字塔と絶賛されながらも、原作者キングは本作を酷評。
色んな意味で、映画史に残る名作。
冬になると外界から閉ざされるリゾートホテル。
冬の間、管理人をする事になった小説家ジャックと、その妻ウェンディ、幼い息子ダニー。
ジャックにとっては執筆に集中出来る最高の環境。
妻子にしてみても、リゾートホテルを言わば貸し切り状態。
考えてみれば、これほど贅沢で美味しい仕事は無い。
…その筈だった。
このホテルには、何かが…。
その何かによってジャックが狂気に囚われ、遂には妻子を襲い来る…!
キングの酷評は別として、まず難点/不満点から。
やはり全体的に説明不足。
ホテルに巣食う何かとは…?
まだホテルが建つ前、この辺りに住んでいた先住民の怨念か、以前ホテルで起きたという凄惨な事件の呪いか、それともそれら以外の何かか…?
解釈は幾らでも出来るが、はっきりとした描写は無い。
ダニーとホテルの料理人が持つ不思議な能力(=シャイニング)についても説明は皆無に等しく、唐突でもある。
ジャックが狂気に取り憑かれるまでも早い。一体、いつ…? 何がきっかけで…?
ラストカットの写真。
…などなどなど。
原作は大ボリュームと聞く。
忠実にやったら、とてもとても2時間には収まらない。
後にキングも携わったTVシリーズ版は確か5~6時間。
大部分の省略、大幅な脚色は致し方ない。
でもキューブリックの狙いは改変より、インパクトだったのでないかと思う。
不穏な音楽と空撮から始まるOP。
ゴージャスだが、何処か異様なホテル。
遂に起き始めた怪現象の数々。
血の濁流。
双子の少女。
バスタブの腐乱女。
時折姿を見せるホテルの“住人たち”。
ダニーがブツブツ呟く“REDRUM(レッドラム)”。逆から読むと、その意味は…。
クライマックスの極寒の雪の夜。敷地内の迷路。
だけど何と言っても極め付けは…
ジャック・ニコルソン!
数々の名作で類い稀な名演を魅せてきたこの名優だが、本作は中でもズバ抜けている。
誰しもジャック・ニコルソンと聞くと、本作での怪演、映画史上最恐顔面と言っていいあのシーンを思い出すほど。
あまりにもヤバ過ぎて、何だか笑えてもくるくらいだ。
にしても、キング、キューブリック、ニコルソン…改めて思うと、スゲートリオ!
奥さんも負けず劣らずの絶叫怪演。
ダニー少年も、「REDRUM!REDRUM!」。
キューブリックの不気味ながらも華麗な作品世界。
クライマックスの雪の夜の迷路は、映像も撮影技術ももはや語り草。
万人受けするようなタイプのホラーではないかもしれない。昔友達に薦めた時、全然怖くなかった、つまらなかったと言ってたっけ。
怖いというより、何かこう、ヤなもん見ちまったなぁ…と脳裏にこびりつく不気味さ。
一度見たら忘れられないインパクト。
本当に色んな意味で、ホラーの名作/金字塔と呼ばれる所以。
続編小説が映画化される事になり、来年公開予定だとか。
このホテルでのトラウマを抱えたまま大人になったダニーのその後の物語。
これは楽しみだ!
面白いけど、わからないところが多かった
レディープレイヤーワンにたくさんこの映画のシーンが盛り込まれていたので止む無く鑑賞。
なかなかスリル満点で迷路のシーンも面白い。
見た感じで以下の点が分からないのは自分の想像力や感性が鈍いのか残念だった。
迷路のシーン
最初に親子で迷路で迷ったのに普通に出てきて次のシーンになってるのか不思議に思う。
エレベーターから溢れてくる血の海のシーン
何回も出てレディープレイヤーワンにも出たがあれはどんなことを言いたいのかわからない。
マーダーがレッドラム
逆さ読みはわかったけどあれは何の事を言いたかったのかわからない。
バスルームのゾンビ
彼女は誰かと言うと過去の一家心中の奥さんなのかが自分では繋げなかった。
最後の壁に掛けてあるゴールドルームの集合写真
センターにニコルソンが写っている意味も全然わからない。
誰か教えていただけると嬉しいです。
流石に難解な描写多いキューブリックおそるべし(^^)
うーん。
時代に合わないのか、全く面白くなかった。とりあえず、母親が泣いてばかり。かと思ったら、あんなに酷い事があった後に熟睡。助けに来た男の人は家に着いてすぐ死んでしまうし。うーん...。
世界最恐との呼び声も高い本作、見たかった。冬のホテルの管理人、最高...
そこまで怖くない
怖がりだけどこういう映画をついつい見てしまう者です。
びっくり要素、グロ要素はほとんどなし。
それは嬉しかったのですが…噂に聞いていた程怖くなかったです。
数か月間無人のホテルを管理することになった夫婦と5~6歳の息子。
数年前、同じくこのホテルを管理していた夫婦と娘2人。
人がいない空間に徐々に狂っていき、最終的に妻と娘を惨殺し自身も自殺をした夫。
その幻が主人公と息子を苦しめ、その二人に苦しめられる妻といった感じ。
息子がおかしくなっていく理由は描写されているのですが、夫がどこからおかしくなったかは分からず(浴室での一件はある程度おかしくなった後のはず)
幻覚に惑わされていく主人公やストーリーの流れはとても良かったんですが…うーんという感じ。
物凄く怖くなくて良かったかも(笑)
⭐久し振りに鑑賞⭐
ホラーとは言いがたい
でもやっぱり傑作
キングは気に入らなかったということだが、まあキューブリックがやればねえ。めんどくさい監督だったらしいし(笑)
しかしこの映画は、ジャック・ニコルソン怪演のどんどん狂ってく様の作家を面白がる要素が大きい。
REDRAMと繰り返し出てくる言葉になんだ、なんだ?とは思うが…そうしたら普通のかわいらしい女の子の双子が立っている。
エレベーターが開くと、なぜか大量の血が中から滝のように流れる。
実際にあれば怖いが映像としてはあんま怖くない。たしかにキューブリックはホラー向かないね。
完全に常軌を逸したジャック・ニコルソン演じる作家が奥さんと子供を殺そうとする、ここのイメージ画像もその一場面。
これはこれで面白い映画だけど、ホラーではないよね。
ちなみにキングはよほど気に入らなかったのか、かなりあとになって自分でドラマにしてましたが…つまらなかったですね、途中で飽きちゃいました(笑)
ジャックニコルソン祭り
面白くない。
キング祭その0
映像美としても好き
美術がいい
セットや小道具、カメラワークはどれも美しい。どれも単純でモダンでありながら豪華さもある。色彩もとても印象的。
追い詰められる怖さ、ミステリアスな怖さがある。衝撃的な怖さはないけどそこがいい。
原作も読まず、内容もあまり知らないで観たので解釈も難しかった。原作を読まないと腑に落ちないとは思うかもしれないが、監督は内容をいくつか変えているよう。ただジャックがホテルと元々繋がりがあったとか生まれ変わりだとかは個人的にはないのではと思っている。
監督の作品は他に「2001年宇宙の旅」と「時計じかけのオレンジ」の二つを見たが、それらと比べるとわかりやすい作品で単純に面白い作品だったと思う。
レディプレ鑑賞後に視聴
古典的名作と知りながら先送りし続けていた本作、ようやくプライムビデオで見ました。
直接的なバイオレンス描写はそれほど多くないのに、2時間ダレることなく緊張感が持続していたのは流石キューブリックといったところ。
不協和音が耳に残る音楽やサブリミナル表現の使い方も見事で、一度見たら忘れないビジュアル満載でした。
肝心のストーリーはというと、正直そこまで恐怖を感じませんでした。
ただ、ストーリーに直接関係のない不自然なカットや解釈の別れるクライマックスは癖になりそうです。
キャスト陣の怪演も魅力的。
徐々に気が狂っていくジャック・ニコルソンは表情を見ているだけでも鳥肌ものでした。
何度も繰り返し見るたびに新たな発見がありそうな良作。
見て損はしないと思います。
各解説を頭に入れてから2回目の視聴。
初見よりも深く楽しむことができました。
ホロコーストやネイティブアメリカン迫害、アポロ捏造映像へのメタファー。
計算し尽くされた映像は見れば見るほどにのめり込んでいきます。
143分のうち2時間近くはほぼビクッとなることは少なかったのですが...
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