劇場公開日 1980年12月23日

「輝きながら…」シャイニング ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0輝きながら…

2020年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

こちらのレビュアーさんから教えてもらって、午前十時の映画祭で再度見た。
やはり映画館は音響がいいので、家のテレビで見るよりも怖かった。(CMもないし)
あの甲高い音が、迫ってくる〜。恐怖〜。
全部はわからなかったけど、追加されたシーンもあり、144分堪能した。
本当に一部の隙もない、完璧な作品。
当初は星4にしたけど、映画館で見て5にアップ。

2021.7.23追記。京成ローザにて。

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ホラーが苦手だけど、後世にかなり影響を与えたみたいなので、「レディ・プレイヤー1」放送の時の録画を見てみた。

夜寝れないくらい怖いのかと思ったら、そこまでではなかった。強烈に脳内に刻まれるシーンがたくさんあり、それが怖いよりきれいと感じた。237号室の内装もすごい素敵。ホテルのバーも豪華。絵面がおしゃれ!

設定は序盤で簡単に説明されるけど、起きていることの理由は触れない。この映画はカテゴリー上ホラーかもしれないが、怖がらせようと作ってない感じがする。もちろんニコルソンの鬼気迫る顔や、恐怖に震えるデュバルや、あおるポイントはあるけれど。構図やカメラワーク、ライティングの方が、監督にとっては重要なのかもしれない。

このホテルは冬になると人間を食う生き物で、管理人だけでなく今までたくさんの人が取り込まれているのではないか。食われた人達は仲間になって、また次の仲間を増やしていくのかもしれない。

ダニーくんの特殊能力、なんで「シャイニング」なんだろう。シャイン=輝く、でしょ。この意味はスティーブン・キングの原作を読まないとわからないかな。なにしろ原作を逸脱した映画らしいし。同じ能力を持つはずのハロラン、せっかく助けに行ったのにあっけなく殺されてしまい、かわいそう。ちょっと能力ある割に無防備すぎたよ。

ぷにゃぷにゃ
たなかなかなかさんのコメント
2023年5月30日

ぷにゃぷにゃさん、コメントありがとうございます♪

「有名すぎて逆に観ていない映画」って沢山ありますよね😅
私なんて『七人の侍』も『ジョーズ』も『E.T.』も『猿の惑星』も『007』も『インディ・ジョーンズ』もまともに観たことありません…。

たなかなかなか
talismanさんのコメント
2023年4月20日

映画館では見てないかな、見たかな、あんまり覚えてません。双子の娘が一番怖い!

talisman
pipiさんのコメント
2021年7月24日

同じく!です〜。
私の場合、映画館でわざわざ観たホラーなんて「バタリアン」くらいしかないんですが(笑)
ドクター・スリープを観ていなかったので、ちょうどいいからおさらいしとこー的なw

私も、純粋に映画としては☆5なんですが、原作者が納得していない改変というものには心理的抵抗がありまして。
そんな意思表明の減点ですw

pipi
kazzさんのコメント
2021年7月23日

ぷにゃぷにゃさん、
京成ローザで観賞されましたか…
私は駐車しやすいのでTOHOシネマズ五井にいつも行きます。混んでないですし(^^;

最初のホテルの説明シーンが長くなっていますが、中には大事な説明台詞の復活もあるようです。よく解りませんでしたが。

やはり、完璧主義者キューブリックの画作りは素晴らしいですよね。

kazz
pipiさんのコメント
2021年7月22日

「シャイニング」というタイトルは、原作者のスティーブン・キングがジョン・レノンの「Instant Karma!(インスタント・カーマ)」という曲の歌詞「we are all shining on」にインスピレーションを受けて考えたものです。

Karmaは東洋(仏教思想)で言うところのカルマ(業)
人間が因果応報によって輪廻転生を繰り返し、悪い事をした人は来世も報いを受ける、ってヤツですね。

つまり、ジャックはチャールズ・グレイディの生まれ変わりでもあり、デルバート・グレイディの生まれ変わりでもある。過去の罪によってホテルの呪いの中で何世代も輪廻転生を繰り返し、同じ悲劇・惨劇を繰り返す運命に囚われている。
ジャックがこのホテルへ来たのは偶然ではない。って暗喩なんです。

で、そんな闇の運命を打ち破る「善なる能力」「光の能力」がダニーの有している「シャイニング能力」なのだけれど・・・。
映画でのジャックはただのアル中DV父さんなので。(原作者のキングが怒る訳です。)

原作ではジャックは最後に正気を(ジャックとしての今生の記憶を)取り戻し、家族を守る為、自らの命を賭けて呪いのホテルと対決します。
ハロランも殺されずにウェンディとダニーを救出します。
「悪しきカルマ」に打ち勝つ人間の希望の力が「シャイニング」なんです。
ただ、そのカルマや輪廻の辺りは原作でも明文化はされていません。映画のラストシーンや、ジャックとグレイディの会話シーンが秀逸に演出&表現していると思いました。

pipi
kazzさんのコメント
2021年7月21日

ぷにゃぷにゃさん、グループAの劇場で是非ご覧下さい、北米公開版を。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は米国公開版より日本公開版の方が長尺だったらしく、アメリカ人には長過ぎたという話を聞いた記憶があります。
だから、北米公開版の方が24分も長いなんて、驚きました。
もし、違いが分かったら教えてくださいね!

kazz
kazzさんのコメント
2021年7月21日

ぷにゃぷにゃさん、
北米公開版は劇場初公開だそうです。
日本公開版は119分で、私は『シャイニング特別版』が欲しくて20年くらい前にキューブリックコレクション(DVDスペシャルBOX)を購入しました。この特別版が143分です。
が、北米公開版は144分ですから、更に長尺ですね。
正直、見比べはできてません…悪しからず😞💦

kazz
CBさんのコメント
2020年12月15日

自分は、めちゃくちゃ怖かったです。その様子はレビュー に書きましたが、あな恥ずかしや。

CB
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2020年10月11日

お返事ありがとうございます❗️
なるほど〜。超常現象と光、納得できるお答えです。
難しい映画ですが、忘れられない作品ですね。
う〜ん、NOBUさんが見る映画、とても当てられそうにありませ〜ん。
関東はどんより曇ってます…。

ぷにゃぷにゃ
NOBUさんのコメント
2020年10月11日

おはようございます。
 朝から、お褒めの言葉をいただき、素直に嬉しいです。-褒められると嬉しいなあ・・。-
 ご質問の件ですが、スティーブン・キングは仰るようにこの映画を酷評していますので、私の勝手な解釈だという事をご承知おきください。
 超能力(この作品の場合は、過去、未来が見える力・・)は超常現象の一種と考えました。超常現象って、”光”と関わる事が多い気がします。火の玉や、原因は分かっていますがブロッケン現象(これは、高山で良く見ましたが、実に荘厳です。)などなど・・。
 で、シャイニングかなあ・・と勝手に思ってました。
 では、又。
 今日は良い天気なので、”秋を感じる映画”を爽やかにドライブしながら観に行こうと思っています。(分かりますか? 私が何を見るか? ”シャイニング”能力で当てて見て下さいね。)

NOBU