「REDRUM」シャイニング everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
REDRUM
初めて観たのはいつのことだか。
その時はとにかく怖くて、血の洪水と双子と腐った老婆のイメージしか頭に残っていませんでした。それらシーンのインパクトが強すぎて、内容は全く理解していませんでした。
改めてじっくり観たら…そんなに怖くないかも?
特に序盤は、もし恐怖を煽る音楽がなければ、ホームドラマと見紛うほど明るい映像です。
殺人をそそのかすのは…
地下深くに眠る先住民の呪いか、
ホテルに棲みつく悪霊か。
それとも単に、ペンが進まない作家のスランプが引き起こしただけなのか…。
いずれにしても、その「効果」は1ヶ月滞在しないと出てこないようですね。
“A month later” 以降…
↓
“Tuesday”→(そのまま Wednesday 朝?)
↓
“Saturday”
↓
“Monday”
↓
“Wednesday”
↓
(Thursday) “4pm”→(Friday 朝)
これが実はシャッフルされているのではないかと思って観直したのですが、積雪と髭と服装で上手く当てはまりませんでした。
(2度目の)水曜日、237号室が開いてから、一気に事が進みます。
おぞましきDonner Partyについての言及、Jackが非白人バーテンダーに言う”white man’s burden”、アメリカ国旗を思わせる鮮やかな赤・青・白の服装、先住民風の装飾や色合い…などなど、色々とヒントはあるのですが、いずれも断定的ではありません。
CharlesとDelbert、2つの名前で出てくるGradyも…仮説を読んで、分かったような分からないような。
Jack Nicholson、発狂する前から顔が怖すぎ
(^_^;)。Shelly Duvallの恐怖に引きつった顔を見て、「カメラを止めるな!」の怖がり方はやはり作りものだったなぁと思い直しました。比べたら酷か。