「静かに、確実に、狂気は忍び寄る」シャイニング だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
静かに、確実に、狂気は忍び寄る
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ホラー小説の第一人者スティーブン・キングの原作を、「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督が映画化した作品です。父親役のジャック・ニコルソンの怪演が見所です。
人里離れた山の中にぽつんと建つ歴史あるホテル。そのホテルは冬の間は雪で外界から閉ざされてしまう為、閉鎖されます。冬の間のホテルの管理の仕事を引き受けた小説家一家。しかし、そのホテルには、同じように冬の間の管理を任された一家の父親が双子の娘と妻を惨殺するという事件が起きた過去がありました。
少年に忍び寄る「亡霊」、次第に精神を蝕まれていく小説家、得体の知れない恐怖に怯える妻。「ホテル」はただ不気味に佇んでいます・・・。
直接的な恐怖の描写を極力押さえて、心理的な恐怖感、圧迫感をたたみかけていくこの作品は、凄く怖いんですけど最後まで一気に観せるパワーがあると思います。原作者のスティーブン・キングは、キューブリック版「シャイニング」が気に入らずに、自ら原作を忠実に再現した「シャイニング」を作ったんですが、僕はキング版「シャイニング」よりも、キューブリック版「シャイニング」の方が好きですね。何度見ても面白いです。
スプラッター系のホラーが苦手な人にもオススメできる作品だと思います。恐いですよ~(笑)。
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