「【深い世界観】」ハウルの動く城 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【深い世界観】
「ハウルの動く城」は、色々な意味で奥深い作品だと思う。
宮崎駿さんが、当初の低い評価に怒ったというエピソードは有名だし、エンターテイメントだけ求めるやつなんか映画観に来なくて良いみたいな発言もしたとか、しないとか😁
まず、映像がすごい。
あの動く城は、緻密に構成されていて、物語の中で起こる出来事を見ても、内部の作りなど含めて、違和感などなく、ユーモアも迫力も満点だ。
そして、魔法でお婆さんにされてしまったソフィーが、気持ちの変化に応じて、若返ったり、また、歳を取ってみたり、とても自然に変化するのだが、内面の変化…、つまり気持ちの持ち様を表していて、この移り変わりも物語に奥深さを加えていると思う。
人は見た目ではない。
見た目でモチベーションが変わるのではなく、老いたのか否かは、心の底持ち様、つまり、内面や、モチベーションが重要であることは、対比される魔女からも明らかだろう。
ここはジブリの作画や動画の真骨頂だ。
そして、人を殺めるのであれば、敵も味方も同じだいうハウルの言葉。
僕達の生きる世界の危うさを示唆しているようだ。
いろいろな示唆に富んだ、僕は大好きな作品だ。
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