劇場公開日 2004年11月20日

「ちょっと難しい・・」ハウルの動く城 えみRさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちょっと難しい・・

2018年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい

過去に観た作品だけどイマイチ理解出来ないなぁ・・

ここに出てくるキャラって現代人を象徴してるみたい。

■ハウル=若者
外見ばかり気にして中身はヘタレ。
掃除は出来ない、お湯の無駄遣い、浮気性。

■マルクル=子供
好き嫌いが多く、食事のマナーを教わっていない。

■荒れ地の魔女=老人
見栄っ張り、介護が必要、ぐずる、ずる賢い。

■ヒン=老犬
言うことはきかないし手間がかかる。

ハウルが「わが家族はややこしい者ばかりだ!」って言いますが
まさにその通りw
こんなキャラとシェアハウスしているソフィーですが、
彼女は誰にも優しく接します。自分に魔法をかけた魔女にさえも・・。(カルシファーは殺しかけたけどww)

【外見よりも内面が大事】ということが隠れたメッセージなのかも。
ソフィーが時々若返ったりするシーンがありますが
その時はソフィーが無意識(睡眠中)だったり、前向きな自分になっているとき。自信が無い自分の時、老婆なのです。
最後元の姿に戻れたのは自分に自信が出来たから・・だと思います。

そして戦争。
最後のマダムサリマンの言葉「くだらない戦争はやめる」

そもそも何故隣の国と戦争になったのは具体的に描かれていないので謎ですが、
そんな簡単に戦争やめれたんや・・(;´∀`)あっけらかんだゎ。

もう1つメッセージ性はジブリらしく・・というか宮崎駿らしく
【戦争はダメ!ぜったい!】でした。

私はそんな風に受け止めました。

若い頃は理解するのが難しかったのですが
歳を重ねてから観ると、また気付かされたりしますね。

Leo★/R