シド・アンド・ナンシーのレビュー・感想・評価
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名作なんだなぁ
セックス・ピストルズといえば、シドアンドナンシーってくらい有名ですよね。なんというか、その話をバンド好きの人間ならされるくらい。
そんな私は家の近所にレンタルビデオ屋もしょぼすぎて見る機会がなかったわけですが、若い頃こういうの好きだったよね感覚でみました。
よかったーよかったー、ゲイリーオールドマンの若かりし頃という前情報も無しでみたので、余計よかったです。
むしろ大人になって見たからなのか、メンヘラシーンすら笑えてしまうような常人に理解できないようなキレっぷり。若い頃はこういう人にたくさん遭遇したり、情緒が不安定な時期もあるので、寄り添って見れたかもしれませんが年齢的にも思春期を過ぎてから見ると、心にくるものがあります。
単純に名作ですね。やっぱ。映像もオシャレで飛んでて、洋画にこういうの求めてるんだよーみたいな。
あんなイギリスってクソガキ多いんか、車にみんな物ぶち当ててるやんみたいな。おもろかったです。演出だろうけど。
よかった
シド・ヴィシャスはろくでもないのだけど、ナンシーも相当ろくでもない。嘘つきのヤク中で顔がでかい。ロッド・スチュワートにヤクを買いに行かされて車でおいて行かれるのがかわいそう。ナンシーの実家にシドが行った時に、二人が塩対応されていたたまれない気持ちになる。
見ているとシド・ヴィシャスがだんだん本当はどんなだったか分からなくなる。ゲイリー・オールドマンは頑張って寄せていて、生え際のソリが青々しい。それなりのかっこよさがあるのだけど、映画の後で本人の画像を見るとやっぱりとんでもなくかっこよかった。ただ本当に迷惑な人物であるだろうから距離をおきたい。演奏は当てぶりでコードは抑えていない。ジョニー・ロットンはけっこう本物みたいだった。音楽はたっぷり掛かる。
後半はラリってばかりで展開が停滞気味だ。
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