「よかった」シド・アンド・ナンシー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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シド・ヴィシャスはろくでもないのだけど、ナンシーも相当ろくでもない。嘘つきのヤク中で顔がでかい。ロッド・スチュワートにヤクを買いに行かされて車でおいて行かれるのがかわいそう。ナンシーの実家にシドが行った時に、二人が塩対応されていたたまれない気持ちになる。
見ているとシド・ヴィシャスがだんだん本当はどんなだったか分からなくなる。ゲイリー・オールドマンは頑張って寄せていて、生え際のソリが青々しい。それなりのかっこよさがあるのだけど、映画の後で本人の画像を見るとやっぱりとんでもなくかっこよかった。ただ本当に迷惑な人物であるだろうから距離をおきたい。演奏は当てぶりでコードは抑えていない。ジョニー・ロットンはけっこう本物みたいだった。音楽はたっぷり掛かる。
後半はラリってばかりで展開が停滞気味だ。
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