七人の侍のレビュー・感想・評価
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間違いなく日本映画の最高傑作
「午前10時の映画祭」にて鑑賞。
スクリーン、しかも4Kで観られるなんて
感動の極みです!
クライマックスの雨の合戦シーンの迫力はやはり圧倒的‼
そして脚本や演出もとても練り上げられている。侍たちの個性がはっきりしているし、百姓の卑しさや逞しさもリアルに描かれているところも凄い。
加えて恋愛要素、コメディ要素もありエンタメとリアルが見事に共存してます。
世界中の映画人が賞賛する理由がよくわかりますね。
まさに映画の全てを凝縮した国宝級の傑作❗
やっと見た
ずっと敬遠してきた。
凄い映画だと、海外の作品にも影響を与えた黒澤作品の金字塔だと。
数々の伝説と噂が先行して、僕の耳に届いてた。
だから、見るのを躊躇ってた。
当時と今とでは色々違う。
出来る事も出来ない事も。
昔は不可能に限りなく近かったものでも出来てしまう。
昔は革新的だって手法も今では、使い古された手法になってる事だってある。
「なんだ…こんなものか」と思いたくなかったから、ずっと見るのを躊躇ってた。
この作品には原点があった。
技術とか体制とか、予算とかカメラの台数とか、CGとか革新的な機材とか…そういうものじゃない。
いや…そういうものを開発し、またはそういう事に奔走する。
その価値というか報酬というか…情熱が昇華した結果ともいうのであろうか…。
古くさい言い方かもしれないが、映画人の魂を、ずっと4時間見てきたように思う。
広範囲に吹き荒ぶ、雨と風
作り込まれた美術
途切れない役者の心情
三船さんの足裏の皮には神経が通ってないのかと思う。
自然児と断定するのは容易いが、小石や硬い草を踏みしめただけでも痛さはあるのだ。
全くないかのように見える。
山道を川の中を、獣のように疾走する。
あの映画に映り込む何一つを見ても、まがい物はなかった。
映画を創るとは、かくあるべき
そんな圧倒的な狂気にも似た情熱を感じた作品だった。
愛
やっと観た「日本映画の最高傑作」・・・
いつか観なきゃ観なきゃと思っていた半世紀以上前の「日本映画の最高傑作」。確かに古典的な娯楽映画として普通に楽しめましたが、やっぱり古いですね。娯楽映画であり時代をこえて残っている作品なので面白くない事はないのですが、観たらワクワクするというより有名だから一応押さえておくポジション的な映画であって、人に薦めたりするもんではないかなっと思いました。ストーリーは王道中の王道で妙なひっかけや残酷描写はないのである意味安心して観れます。
同じ日本人のハズなのに人が何喋ってるかわからないのにビックリしました。そして作られた時代が時代だけに人が切られても血が出ないので殺られたのかどうか分かりにくく、なんだかリアリティーに欠けます。当時は出血NGだったんですかね?農村の作り込みには力入ってました。戦国時代は実際にあんな感じだったんだろうなと思える描写です。上映時間が長く途中に休憩が入るのは何だか微笑ましかったです。
きっと公開当時はスゴかったんだろうなーと思いつつ観てました。しかし、半世紀以上の前の作品が、観ると確実に古くささを感じる映画が未だに「日本映画の最高傑作」と言われ続けている日本映画はどうなんでしょうね?どんだけ衰退しとんねんっと思ってしまいます。
敵は内にあり、ということなんでしょうか
言うまでもなく名作でキャラクターも抜群に立っているし、
それを纏めるところも最高にうまい。
しかも単なるアクションではなく骨太な社会派で、
士農工商制度や貧困が説得的に描かれている。
ただ、仲間の足を引っ張ってやきもきさせる構成は趣味ではない。
つまらないエゴを押し通したがゆえの悲劇、が多すぎる。
マッチポンプな印象があって、個人的には観ていて気分が晴れない。
傑作の意味
なるほど、これが名作か
これまで見たいと思いながらなかなか見るきっかけがなかった本作をようやく観賞。
単純に面白かった。
1.侍募集
2.野武士対策準備
3.戦
キャストに入り込むスムーズな組み立て。
キャラクターがたっていて、余計な演出がない。思い入れが入りきった頃にかくも簡単に
たちきられる命。最後の侍としての発言からの墓所のアップ。
昨日TVでみた永遠の0とはまるで違う戦の描きかた。圧巻の3時間20分でした。
泥に墨汁いれたりした逸話もあるようだが、この作品は余計な粗が見えない白黒で良かった。
これぞ侍!
“いわゆる時代劇”とは違う時代劇
映画館が絶滅状態の田舎では、どんなに有名な名画であっても、決して見ることはできない。CDレンタル全盛の頃であっても黒澤映画のレンタルなんて皆無だったし、それゆえにこの偉大な作品を見ることができたのは、上京して、劇場で、念願、ようやくでした。
迫力、面白さ分かりやすさ、個性豊かで、オリジナリティーの塊みたいなこの作品は、思った通りの先をはるかに超越した衝撃的な作品でした。その後、ビデオになって何度レンタルしてダビングして、DVD出れば買って、Blu-ray出れば買って、4K出れば買って、何度見たか分かりませんが、さすがにもうそろそろ飽きてきたような気がしますが、もう少し時が経ってからまた見ると、絶対楽しめると確信しています。でも、長いからねー・・・映画館で休憩というものを経験したのもこの作品が初めてでした。
勧善懲悪のテレビでよく見ていた(というか見させられていた)いわゆる時代劇が嫌いで嫌いでしょうがなかったんですけど、この作品を機に時代劇も悪くないと思えるようになったのです。といっても、この映画は普通の時代劇とは全く違っていたのですがねー。その象徴が三船敏郎演じる菊千代。この人間味たっぷりのおもろいパフォーマンスは何なんだ!侍らしくない侍、決して時代劇には登場することがないはずのこのキャラに見入りました。その異彩を中心に、七人の個性を存分に堪能出来て、なおかつ、彼らに群がってくる味わい深い人々と、泥臭く劇的に展開していく物語─、凄い上におもろすぎて、あらゆる感情を通り越して見終わった後は常に放心状態であるような気がします。
唯一難点があるとすれば、台詞が少し理解しづらいかもしれません。劇場ではしっかり理解できなかったところもありましたし、あらゆるソフトで何度も聴いてようやく分かった箇所もありましたので。ただ、そこは熟知できなくても作品を堪能するぶんには全く影響がないので、そこが不明瞭なのも作品の意図として捉えるべきなのだと思います。まぁすべてしっかりと把握できればそれはそれでいいのでしょうけど。
そういえば、仲代達矢が七人の侍でエキストラで出ていたというインタビューを見たときがあります。確か、志村喬ら侍を見つけようと通りを見ているシーンで、大勢が歩く中で仲代達矢が映っているそうだ。それで自分も何度もそのシーンを確かめたのですが、全然分からなくて、いつの間にかそんなことどうでもいいかなと思ってしまいました。仲代達矢を見たければ「斬る」とか「大菩薩峠」を見ればいいわけだし─。
いずれにしても、この作品の恩恵は、作品自体の面白さや迫力だけではなくて、その後の楽しみも満載な気がします。ルーカスとか西部劇にも影響を与えてるし、それらを確認して楽しむこともできるので、とにかくめちゃくちゃ偉大な作品であることは間違いありません。
もはや素晴らしいとしか言えない
もはや素晴らしいとしか言えません!百姓たちと共に、村に迫り来る野武士を蹴散らす侍たちの姿に惚れてしまいます!
約3時間半ある巨編なのにも関わらず、随所に散りばめられた洒落たユーモアや、侍と百姓の間に絆が芽生える過程が丁寧に描かれているので、"全く"と言っていいほど飽きません。この前半部があるからこそ、後半の壮大な戦闘シーンに完全にのめり込むことができるのです。
さて、その戦闘シーンですが、1回きりではなく長期戦にすることで、闘いで負った傷や士気の上がり下がりを観客に痛感させています。そして、最高の名場面と呼ばれる大雨の中での死闘は、まさにエンターテイメントの頂点とも言える出来栄えです!日本映画でここまで興奮した作品は初めてです。
全編を通して非の打ち所がない本作は、後にハリウッドで『荒野の七人』としてリメイクされています。それほどの影響力があるのですね。
『七人の侍』
これを批判する奴は映画好きじゃない!
長さを感じない
完璧な映画です。
見どころが沢山の大作
黒澤明監督作品ナンバーワンの作品
この作品は、アクション、ヒューマンリズム、などが、つまった、素晴らしい作品だと、私は思います。三船敏郎さんや志村喬さんを含む7人の侍の生き様や、木村功さん演じる勝四郎の恋など、みどころは、たくさんありますが、最大の見所は、最後のアクションだと私は思います。緊迫した状況もおもわせれば、三船敏郎さん演じる菊池代の笑わす場面など、緊迫した、場面に、菊池代みたいな、スパイスをくわえて、笑える場面などつくるなど、すごいと思いました。あのスピルバーグ監督など始めとするハリウッドの巨匠たちが、影響を受けた作品というのも、なっとくがいきます。ストーリーや、キャストなど、すべてにたいして、完璧且つ素晴らしい作品だと思います!
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