「ワイヤーアクションと映像美、そして何よりチャン・ツィイーを楽しむ映画」グリーン・デスティニー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
ワイヤーアクションと映像美、そして何よりチャン・ツィイーを楽しむ映画
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「ブローバック・マウンテン」や「ライフ・オブ・パイ」で有名なアン・リー監督の映画。映像はアカデミー賞で撮影賞、美術賞を受賞しただけあって一級品です。不思議なワイヤーアクションで人が飛びまくります。
一応武侠物なのですが、全く殺伐としていません。アクションシーンは闘っているというより綺麗な演舞を観ているようです。基本的にアン・リー監督はアクション派ではないですね。娯楽性よりも綺麗な映像にこだわりが見えます。
何よりチャン・ツィイーが可愛い。キャラクターとして超わがままな良家の娘なのですが、チャン・ツィイーが可愛いから許されるような気がします。そして何故か最強です。全く強そうに見えないのに強すぎる・・・ま、そこはつっこんではいけない所でしょう。正直チャン・ツィイーを如何に可愛く撮るかに情熱を注いでいるような印象を受けました。
惜しむらくはストーリーが良くわからない事。なんでそうなるのかキャラクターに全く感情移入できません。それでも作品を面白く感じれるのは、気持ちを込めてみようとするタイプの映画ではなく、作り込まれた美術を見るような雰囲気映画だからだと思いました。
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