劇場公開日 2001年10月20日

「疾走」GO(2001) hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0疾走

2025年6月29日
iPhoneアプリから投稿

若い俳優たちと2000年ごろの在日の立場の記憶としておもしろかった。柴崎コウの謎の不思議ちゃん演出も00年代っぽい。今みるとだいぶイタイけど…。演出面で特筆するところはないけど、若さは感じる。度々ダレる。

今は外国ルーツの人たちも増えたし、韓国への視線もずいぶん変わったから、状況も違うのかな。韓国語話せたらかっこいいって言われる時代だし。在日も3世〜5世くらいが若者かな。

この映画のころは国籍なんて関係ない、俺は俺!みたいなポジティブさがあったと思うけど、いまはそういうポジティブさが萎んだ気がする。

でも日本人のお父さんがネトウヨってケースなんかはありそう。血が汚れているという表現は当時も物議を呼んだ気がする。

朝鮮学校の独特の雰囲気や校風が面白おかしく描かれてて興味深い。

脚本はクドカンだったんだ。まだギャグが控えめ。山本太郎とか新井浩文とかずいぶん遠くへ行ってしまったな。

東映のヤンキー映画というのはヤクザ映画の延長なんだなあと思った。

当時すごく話題になったと思ってたけど興収は5億と少なめだったみたい。いま在日の映画メジャーで作れるのかなあ。

hyvaayota26
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