劇場公開日 2023年11月23日

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「ラストの解釈は、観る人によって様々」ゴーストワールド m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ラストの解釈は、観る人によって様々

2015年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

大分前に見た作品だけど、また改めて鑑賞した。

周りに対して冷めた感情を持つ、イーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。
高校を卒業して、周りは大人になっていくけど
イーニドは、相変わらず大人になりきれず 悪態ばかりついて
バイトもすぐにクビになる始末。

広告がきっかけで知り合ったシーモア(スティーブ・ブシェミ)のことも、なんだかんだ振り回して
でも、自分が何をしたいのか良くわからないまま過ごしている。

最後は、廃線になったバス停で バスを待つ老人が
来るはずのないバスに乗りどこかへ行ってしまう。
それを見たイーニドは、荷物をまとめバス停に行く。
すると、バスがやってきてイーニドを乗せどこかへ行ってしまう。

このラストは、観る人によって解釈が違うけど
それでいいんだと思う。正解がないのかなと。
私的には、この個性的なイーニドが、社会で生きるために
自分を殺さなければいけないことに気づいて
今までの自分を葬ったのかな?って思いましたね。
自分らしさを失うことによって、人はゴーストみたいになってしまう・・・
この世はまさに「ゴーストワールド」なのかな。

今は亡き、ブラッド・レンフロも女子にいじめられる男子役で出演してます。

m@yu-chan