「痛々しくて…でも共感でした」ゴーストワールド グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
痛々しくて…でも共感でした
周囲との違和感に果敢に立ち向かうイーニドが、どうにも痛々しくて、でも共感でした。
故郷と折り合いのいい人が本当は羨ましい、でも、どうしようもない。ラストがとても印象的でした。
グラフィカルな映像が素敵、テリー・ツワイゴフ監督、2001年の作品です。
ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが演じるシニカル娘コンビはおしゃれ。学校を卒業して社会に向き合う複雑な心がリアルでした。
スティーブ・ブシェミが情けなくもオトナの魅力で演じるのは、古いブルース・レコードの取集家の中年男。彼が紹介するブルースはじめ、音楽がとても良かったです。
携帯電話のない時代のお話、それぞれのキャラクターが、"らしい"電話機使ってるなぁと思いました。イーニドのスケルトンの電話機が可愛いです。
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