ジェリーのレビュー・感想・評価
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自宅で鑑賞。G.ヴァン・サント監督に出演のC.アフレック、M.デイモン(二人とも役名は“ジェリー”)を加えた三名で脚本と編集を担っている。二人が砂漠で迷い一人だけ生還した実話(ハイウエイからたったの300m付近で迷子になっていたらしい)がベース。タイトル名もクレジット表記も無くいきなり始まる。セリフが極端に少なく、長回しが多用されている(10分近く続くシーン有)。ひたすら虚無的な美しく切取られた心象風景が映し出され、『ブロークバック・マウンテン('05)』を彷彿させる。ただ退屈だったので、50/100点。
・本作から始まる(孰れも実話を脚色した)“死の三部作”と呼ばれる内の一本だが、残り二作──コロンバイン高校銃乱射事件の『エレファン('03)』はピンッと来なかったので、未鑑賞のK.コバーン(ニルヴァーナ)の自殺に材を採った『ラストデイズ('05)』は観るかドウか微妙。本作は献辞が三名に捧げられているが、中でも『カッコーの巣の上で('75)』の原作で知られるK.キージー(残り二名はT.ベーラとB.ブコウスキー)のみが、エンド・ロール最後に表記されるのが興味深い。
・鑑賞日:2011年11月18日(金)
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