ジェリーのレビュー・感想・評価
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ダラダラ地獄
☆なしでもいいのかもしれません。でもまあ、チャレンジ精神というか、変ったことをやってやろうというクリエイティヴィティはあるのかなあ、と思った。面白くはない。 冒頭の車で走っているシーンなんかは、映画好きならピンとくるものがあるのでは。 ただ、車を降りてから。ダラダラ地獄がはじまる(そういう映画とは知らないもんだから) 5~10分平気で画がわりのないシーンを連発。最初の車と最後のトボトボ歩きだけなら良いが。客観的に作品をみるのも監督の仕事でしょうけど、ほとんど仕事させてもらえなかったんじゃないでしょうか。二人の自己満足で完結しているような作品。
グッド・ウィル・ハンティングの続き?
このスタッフに、このキャスト、これはもう『グッド・ウィル・ハンティング』の続きじゃないの!と思いつつ鑑賞。オープニングはハイウェイを走る車を追いかけ続けるショット。おぉ、これは、まさに『グッド・ウィル・ハンティング』のラストと一緒ではないの!! 正直申しますと、このオープニングでなんだか私、泣けてきました。 そして、始まってみますと、ぶったまげました、これ。いや、これが続きなんであれば、もうガス・ヴァン・サント、とんでもないところに行こうとしてますよ。ある意味、『グッド・ウィル・ハンティング』のあのヒューマンな感じを完全に切り捨てたリアルに向かおうとしてる感じです。むしろヒューマンなものを剥ぎ取るための舞台設定という感じもしますですね。 撮影はとんでもなく素晴らしいです。ナイスショットー!と言いたくなります。ただ、あんまりにもな長回しショットで、何度か突っ込みたくなったのは確かですね。
ひたすらに歩く
脚本は有って無いようなもの。静かで何もない広大な大地、足音だけしか響かない。 一つ一つのシーンが長すぎる。もう十分ってくらい冗長。 広大だ、という事を表したかったのかも知れませんが、ただ荒野の映像垂れ流しているだけにしか見えません。 いや、もうわかったから!と早送りしたくなる。 永遠と歩き続ける彼らは悪夢の中にいるようで。 じゃあ、その悪夢の中で犯した罪は本当の罪といえるのでしょうか。
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