「最近は「これなら お前ら喜んで感動するんだろう?」って臭う作品が多...」シェルタリング・スカイ ISSIさんの映画レビュー(感想・評価)
最近は「これなら お前ら喜んで感動するんだろう?」って臭う作品が多...
最近は「これなら お前ら喜んで感動するんだろう?」って臭う作品が多い。自らの恥部を晒す勇気がない(能力がないのかも)
「俺なんて こんな褒められた人間ではない。でも、分かるだろう?君らも共感できるだろう?」と言うような
逆に 見てる側が 建前で隠していた恥部を 曝け出されるような作品が見たい。
夏目漱石の「こころ」のような、
シェルタリング・スカイはそんな数少ない映画の一つだと思っている。
結局、僕は共感できないダメな奴ばかりが出ている映画が好きである。ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画のような
何十億も掛けて、多くのスタッフを率いて、パンツを脱いで自分の陰部を曝け出すより恥ずかしい(最も恥ずかしい)心の恥部を曝け出す作業をするのである。
能力があったとしても僕には出来ない。
だって心の支えが無さすぎる。
コメントする