「不可解な最終ターン」シェルタリング・スカイ Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
不可解な最終ターン
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ベルトリッチ監督と坂本龍一音楽、それだけで興味がわく。案の定、砂漠シーンや街のシーンとかとか秀逸。雑踏やほこりっぽい街並みとかドキュメンタリータッチで良かったと思う。
夫婦はこのアフリカの地で結婚10年の倦怠期を少しずつ回復しつつあった。急病という事件で絆は戻ったかに見えて、不幸な死。いやあ、ここはある日奇跡の回復を期待したんだけど、残念。
さて、その後だよね。ヒロインの不可解な行動は想定外で理解もできない。ことばも通じないから、巨匠まで完全に傍観者になって、ドキュメンタリータッチもニュース映像のように興味半分になってしまう。この30分ぐらいのアラブの隊商に加わるシーンはどういう意味があったのか謎を残したまま、何とも切なく終わる。これ、ほんとに巨匠の作戦だったのか?
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