ファイヤーウォールのレビュー・感想・評価
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GPS首輪
新手の銀行強盗、銀行のセキュリティ担当の家族を人質にとって送金させる手口、ファイアーウォールはネットからの不正アクセスや侵入を防ぐ仕組みですが本作では余り意味を成しません、何故なら内部からの犯行だからです。
敵役は複数ですが皆若者なのでハリソン・フォードさん相手では貫禄負け、やっつけるに決まっているのにやたら引き延ばします。
したがって、サスペンスものとしては並の出来、犬の迷子追跡用のGPS首輪が役に立つアイデアは面白かった。
ハリソン御大の戦闘能力!
若い190センチ超のポールベタニーに対して、ほぼお爺ちゃんのパパハリソンがどれだけ頑張っても、勝ち目はないだろうと思う最後の戦い…が、ツルハシ一撃という呆気ない幕切れ。
調べてみたら、ハリソン御大も185センチの長身!
だったら、年齢差はさておき同じ階級で戦えるくらいでしょうから、もう少しタイマンバトルに尺を割いてもいいんじゃないかなぁ(私だけか⁉︎)
まぁ、この手の作品に血の気が多いのもあまり好まれないでしょうから、これくらいのフィニッシュで充分なんでしょうねぇ(自己完結!)
序盤のギャンブルトラップの件も、終盤に繋がっていましたが、せっかくなら、相手を殺める完結ではなく、ガッツリハメ返す『倍返し』オチのパターンも見たかったなぁと思う今日この頃。
ハラハラドキドキ感は感じれたけど…
ハリソン・フォードに見合った(想像できる)配役でした。
ストーリー的にはコテコテな犯罪サスペンスに今時のIT犯罪をミックスさせた感じで、まぁまぁ良くありがちな流れでしたが、全体的にはハラハラ感は感じれた作品。
なぜ、そう感じたかと深堀して考えてみると、監視カメラに盗聴マイクからネット監視などで犯人の抜け目ない束縛がより現実的に脅威的であったからと思う。
クライマックスに向かっては愛犬の首輪のGPSを頼りに犯人と人質となっている家族の居場所を突き止めるのだが、決して体を鍛えているとは思えない一般人設定のハリソン・フォードが、あそこまで激しい殴り合いが出きるのか疑問点で残る。
それに犯人に抵抗し続けてきた奥さんが、最後の最後は、ハリソン・フォードを助けるべく共に犯人に立ち向かうわけでもなく子供と逃げた点にも何かシコリが残る気もする。
クライマックス部分をもう少し精度なり、前章までのストーリーとの連動性が見いだしていれば、もう少しポイントが高い映画となっていたのではないでしょうか。
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