エクソシスト ビギニングのレビュー・感想・評価
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神父から考古学者へ そして再び神父へ
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『エクソシスト』シリーズの第4作。
あの一世を風靡した『エクソシスト』の前日譚で25年間の話になるので、時系列的には一番最初になります。
主人公は メリン神父。
『エクソシスト』では、悪魔が憑いたリーガンの悪さやカラス神父の葛藤などは印象に残っているのですが、メリン神父は高齢なのもあってか、自分としては、影が薄かったです(失礼!)。そのメリン神父が、この作品では主人公で、時代は25年前。メリンが考古学者から神父になるまでの葛藤やら周辺事件が描かれています。
メリンは以前は神父だったが、ナチスの残虐行為を目にしたことから信仰心を失い考古学者となっていたのです。で、ある収集家から、東アフリカの教会跡(遺跡)に出向いて、「偶像」のサンプルを見せられて、それと同じものを見つけてくれという依頼を受けます。そして、あのパズズと遭遇することになる、という感じです。
『エクソシスト』では、確か、冒頭、遺跡の発掘現場だったので、遺跡現場が舞台となる本作は正統派の続編(前日譚)という感じがします。
1作目に比べると、派手さやオカルト的な要素は少ないもののエクソシストの謎に向き合える1作です。
ハイエナに襲われたり、顔に虫がたかったり、女医のサラが悪魔に取り憑かれて這いずり回ったり、と見どころはあります。
メリンがナチスの現場での幻影を見て苦しむ姿など、見ていて辛いですが、心の傷を乗り越えて、最後は'Father Merrin'と名乗ります。
それにしても、遺跡発掘に同行したフランシス神父。絵に描いたような若くて潔癖な神父で、現場で砂やら泥がついてしまうのが気の毒でした。(どうでもいい話です)
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