「何とも後味の悪いサスペンスでした。」ザ・バニシング 消失 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
何とも後味の悪いサスペンスでした。
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犯行シーンと犯人の家族との団欒シーンを交互に描くことで、犯人の中で人を殺したい願望と良き家庭人としての人格が矛盾することなく共存していることが強調され、思わずゾッとします。だから、被害者が車の中で犯人と家族の写真を見て信用してしまう展開には、絶望感に打ちのめされます。
ストーリー展開のキレが悪い所やゆるい点もあるんだけど、犯行シーンはおろか死体すら見せずに、悪夢のようなエンディングまで繋げる監督さんの手腕は凄いです。
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