劇場公開日 2006年5月27日

夢駆ける馬ドリーマー : 映画評論・批評

2006年5月30日更新

2006年5月27日より日比谷スカラ座ほか全国東宝系にてロードショー

馬バカ3代のファミリー映画なのだ

馬への異常な愛情。または私たちクレーン・ファミリーは如何にして心配するのを止めて馬を愛するようになり、挫折し、そして甦ったのかーー。

これがこの映画のテーマ。負傷した馬の再生となると、ついあの「シービスケット」を思い出してしまうが、実は馬が大好きでしょうがない、3代にわたる馬バカ・ファミリーの物語なのだ。

その1代目はクリス・クリストファーソン、2代目がカート・ラッセル、そして3代目がダコタ・ファニング。同族嫌悪なのか、1代目&2代目はいがみ合い、幼い3代目はひたすら純粋にケガをした馬ソーニャドールに愛を注ぐ。もちろん、映画的なメインはちょっぴり大人になったダコタちゃんと美しい馬という<緑園の天使>なコンビネーションなのだが、一部のファンから見れば、意外と似ているクリストファーソン&ラッセルのガンコ父子ぶり。ふたりしてソーニャドールと戯れるダコタをみつめながら、家族に流れる馬ラブの血を確信しあうあたりはもうツボ。本編でもっとも熱くなるシーンだ。

このすてきな父子関係があるからこそ、ちょっと甘すぎるラストも許せるってもんです。

(渡辺麻紀)

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