「指導者はだいじ」コーチ・カーター ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
指導者はだいじ
ちょっと出来すぎ
実話とあるが、盛っているのは間違いない。
それにしても、スタートアップの時点で選手たちの身体能力の高さといったらなかった。
それまでの試合成績が悪かったのは、やっぱりコーチが専門家でなかったからなんだろう。
スポーツ以外にもやるべき事を守らせたのは すばらしい。
スポーツは指導者で変わる。
日本はそういう点で学校の先生に頼りすぎて、却って子供たちの才能の芽を摘んでいる。
なぜなら、一度もラケットを握ったことの無い先生が テニスを教えたり、
ルールさえまともに知らない先生が ラグビーを教えたりしている。
ひとえに教育への改革を怠っているからだろう。
戦後に確立した、エネルギーの捌け口としての運動部活動が今も確固として学校にある。
成果に結びつかない練習を一生懸命して、成功体験がないまま卒業していく子供が
どれだけ多くいることだろう。
逆にスポーツだけを学校生活の中心に据え、学業、生活態度そっちのけという学校もある。
どちらも悲劇だと思う。
エンドロールで出た卒業後の進路は、とても興味深かった。
(邦訳の字幕が無かったのは残念だったが)
盛っている所もあるだろうが、納得できるハッピーエンドだった。
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