猿の惑星のレビュー・感想・評価
全38件中、1~20件目を表示
宇宙にいったら予想外の場所に辿り着いた人類の物語
原作ありきの映画化
筋道の着眼点がいい
猿人の支配する惑星に不時着
人間よりも下に見ていた彼ら
そこは猿が喋り人間は喋れない
人間狩り、人体実験、奴隷、
屈辱的な扱いを受ける。
苦難の末、見たものとは。
最後のシーンは衝撃的
何があったかは次作に繋がる。
SFとしては適度な味付け
空想物語としてはシンプル
人間の愚かさは満点
間違って未来に行き
それを見た人類の悲劇。
※
ゴリラ•オランウータンの惑星映画NO1
メイクアップの走りだろうか?
320光年の長い旅の末、不時着したとある惑星は、言葉を話す猿たちが原始的な人間たちを支配する惑星だった始まり。
浦島太郎以上の衝撃であっただろう。
最後のオチまで「猿の惑星」で猿たちにとらわれの身となってしまうジョージ。
コーネリアスとジーラの助けを借りて脱出できたが・・・
ジーラがこの映画の大きな役割を果していて、数少ない人間の理解者でありコーネリアスを味方に活躍する。
ジョージにとっては絶望の中の光であった。
60年以上前の映画でこれだけリアルな猿を再現しているのは当時としてはとてつもなく素晴らしいメイクアップではなかったろうか?
映画には1種類の猿しか出てこなかったが他に生き残った猿はいなかったのだろうか?さらに言えば猿よりも強うそうなゴリラは絶滅したのだろうか?
馬は変わってなかったけどなあ。
「おならがくさい動物は?」というなぞなぞの答えが「猿」で「何で?」というたら
「さるのはくせい」やったのを思い出した。
この映画がなかったらこのなぞなぞもなかったなあ。
子供の頃に見た衝撃は忘れられない
さすがSF映画の名作。今見ても十分面白い。
子供の頃は、ただ猿と人間の逆転劇を楽しんでいたが、大人になって見直せば、愚かな人間への警鐘がこれでもかも言わんばかりに散りばめられている。
ラストのあのシーン、初めて見た時は強烈すぎて、子供ながらに呆然としてしまった。
こういう映画は今でも金ローでやればいいと思うんだけどね。昔は流してたんじゃなかったかなぁ。
鮮やかなエンディング それがすべて
私がこの映画を見たのは、TVの洋画劇場で、サルのメイクも、人間が支配されていることも、TVシリーズ『猿の軍団』からの逆輸入?でした。
それで、人間が猿のメイクを施して演技をしていることに興ざめして、きちんと見る気はしなかったのですが、『ベン・ハー』を見てチャールトン・ヘストンのファンになり、思い出して見てみたら、びっくりの結末。
公開当時、見終えた人に、「結末は誰にも話さないでください」というキャンペーンで、話題になったそうで、言わばネタバレ禁止作品の元祖と言うべき映画ですね。
いよいよリブート作品も公開直前で、人間が猿に支配される背景が描かれるようですが、すべての始まりはこの作品。光速での宇宙航行ができるほどに発達した人類がどうして猿に支配されるのか、かいもく見当が付きませんが、とにかくこの映画がなければ、そんな続編も存在しなかったわけで、お話としての完成度はお見事としか言いようがありません。
0014 人生最大のバッドエンディング
1968年公開
ネタバレなしでテレビ放送見たもんだから
最後は衝撃でした。
さらに本作の本質はサミーデービスジュニア曰く
「最良の黒人映画」といつか白人と黒人の立場が
逆転するのではないかという深層的な恐怖を描いている
と読み解いている。
それをライフル協会長にもついたゴリゴリの保守派
ヘストンが人間(白人)を演じるのは皮肉。
テレビ版吹替では猿の一人称がおいらー、で
なんでなんでしょうね?
ジーラとコーネリアスの仲睦まじさはいじらしく
彼らの上司のオラウータンは実は人間の進んだ文化と
凶暴性を知っていたのだった。
ヘストンはラストある遺物を見つけて泣き崩れる。
100点
1973年12月24日『月曜ロードショー』
何度観ても楽しめる、SF映画の金字塔
何度目か忘れたぐらい観てますが、見る度にこんなんだったっけ、と毎回新鮮な気持ちで観てしまう不思議な魅力を持つ作品です
SFチックなシーンはとても少なく、割と会話劇のパートが多いということを再認識しました
独特な音楽がサスペンスフルな雰囲気を盛り上げ、猿に支配され人間が虐げれている映像と相まってただならぬ緊張感を煽る演出が見事
始めから終わりまで飽きることなく楽しめました
猿の特殊メイクが顔の表情と連動して動く精巧さに驚いた、これを半世紀以上前に実現していたというのが凄いです
なので意外にも、今観てもそんなに古さを感じないのが本作が不朽の名作と言われる所以だと思います
そして有名すぎるラストは何度観てもエキサイティングです
質問 320光年とは
新作を見に行く前に、
予習しようと思っていたら、午後ローで放送しているのをながら見。まあ、4〜5回は見てるからね。
放送の尺からしてカット版だろうけど、吹き替えが超一流な事もあって楽しんで見れました。
以前ほどザイラス議長の言動に怒りは覚えなかったなぁ。おそらく彼は全てを分かっていた上での行動だったから、あの後でジーラ博士とコーネリアスを異端審問にかけるという徹底ぶりなのが、「猿の世界を守る」という彼の確固たる意思を感じる。
もしも逆の立場なら、宇宙船から降りてきた言葉をしゃべる“猿”なんて有無を言わさずに殺すか解剖だよね。それが支配者たる“人間”の正義。なんら間違ってない。
なんだか新作を見に行く意欲が薄れちゃったなぁ😓 これより面白い訳ないからね。
社会風刺
原題:PLANET OF THE APES
"Disney+"にて吹き替え版で鑑賞。
面白いセリフやシーンが沢山ある。
宇宙船や宇宙服がアニメっぽくて好き。
BGMがデタラメっぽくて独特で好き。
話そうとするテイラーを見てエイプが猿真似と言ったり、支配者たちが裁判の時に見ざる聞かざる言わざるのポーズをする。
エイプの支配者が根拠として持ち出す聖書もヒューマンとエイプが書き換えられていて面白い。
テイラーとキスする前のDr. ジーラのセリフも笑える。
隠蔽や捏造で事実をねじまげる支配者のことをテイラーがズバリはっきり言及してくれてスッキリする。
ジーラに協力的なエイプのコーネリアス、口がきけないヒューマンのノヴァが登場する。
『猿の惑星: 聖戦記』にもエイプのコーネリアス、口がきけないヒューマンのノヴァが登場するが、おそらく同一人物という設定ではなくオマージュだろう。
余談だが、『進撃の巨人』のハンジ・ゾエは、テイラーを擁護する研究熱心なDr. ジーラがモデルになっていたのかもしれない。
もしも この映画を全く知らない人が現代に観たらオチは途中で気付くだ...
もしも この映画を全く知らない人が現代に観たらオチは途中で気付くだろう。たぶん。しかし私は小学生の頃テレビで見てて引き込まれ ラストシーンにも驚いたもんだ。大人の頭脳でなかったから楽しめたのかも。
大ヒットで続編がどんどん出来て5作もある。さらに日本では1974年に『猿の軍団』というSFドラマまで作られた。
元はフランス人作家ピエール・ブールが1963年に発表した小説を原作とする映画だった。
数十年後、21世紀になってから
『猿の惑星』(1968年)
『続・猿の惑星』(1970年)
『新・猿の惑星』(1971年)
『猿の惑星・征服』(1972年)
『最後の猿の惑星』(1973年)
と5作連続で見直した覚えがある。
今作で猿たちが乗馬したり道具を使う設定は分かるが、鉄砲や水圧ホースはハイテク(精密機械)過ぎて違和感があったのも覚えてる。
もうすぐ公開『猿の惑星:キングダム(2024年)の為に新3部作の
『猿の惑星:創世記』(2011年)
『猿の惑星:新世紀』(2014年)
『猿の惑星:聖戦記』(2017年)
を見直す予定がついつい今作も観てしまった。後で『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から観よう。
『PLANET OF THE APES 』(2001年)は見直さなくてよいだろうと思う今日このごろ。
見ざる、聞かざる、言わざる/See no evil, hear no evil, speak no evil.
猿は黒人だという説‼️ベトナム人だという説‼️そして日本人だという説‼️
シリーズ第一作にして最高傑作‼️当時のハリウッドの最新技術を駆使したこのSF映画のテーマ・見せ場としては人種差別、ディストピア的な世界がもたらすサスペンス、そしてチャールトン・ヘストンの日焼けした肌、もちろん、あの衝撃的なエンディング‼️原作者の方は、第二次世界大戦下に日本軍の捕虜体験があったらしいです‼️それがこの映画に影響しているとなると、猿は日本人⁉️ショーック‼️製作当時、高度経済成長期で驚異的な世界進出を果たしてきた日本人をも風刺‼️ただ、それだけではなく、ベトナム戦争におけるベトコンと米兵の関係の風刺であったり、黒人民族主義運動が盛んになっていた黒人と白人の関係、人種差別も風刺されてるみたいです‼️ホント奥が深い‼️そして、衝撃のラストは、米ソ冷戦の成れの果てという当時の緊迫感を伝えている‼️ただ、これは現代の世界情勢にも当てはまるので、考えただけでゾッとしますね‼️とはいえ、愛嬌溢れる猿たちの秀逸なメイクとキャラ‼️最近のシリーズにおける本物の猿たちが喋ってるようにしか見えないモーションキャプチャーよりは、味があって好きですね‼️
衝撃のラスト・と、痛烈な風刺。
いつまでも心に突き刺さる。
単なる”実は…”というオチではない。
公開時、ネタバレ厳禁とされた映画。
とはいえ、そのネタバレはいろいろな解説で聞いていた。
だが、前半の異文化の中でのハラハラから、
洞窟シーンでの種明かし、
その流れの中で知るあのラスト。
テイラーと一緒に喚き散らしたい気分だった。
人間が、他種にやっていること。
観察・実験・世話の様子が、痛くてたまらない。
テーラーが昆虫採集用に捕まえた虫、里に下りてきてしまった野生生物になったようで、その行く末にハラハラ。
ペット・家畜や実験動物に対する仕打ちと同じ手術・ロボトミー・博物館。
医学・科学の発展と命の尊厳。
いったい何様なんだと、怒りが猿に向くと同時に、同じことをやっている自分たちへも突き刺さる。
そんな中、収監された動物と心をかわしたいジーラの仕草がかわいらしくて。
ここでも動物たちと関係を作りたがっている自分たちを見ているようで、複雑…。
そしてサルたちの世界がこそばゆい。
裁判・葬式・学問への情熱・昇進・出身によって決まってくる地位…。進化論に対する論議まで再現。
まるで私たちの世界を見せられているようで苦笑してしまう。
テイラーの、ジーラ達へのふるまいが暴力的なのがすごく気になった。
宇宙飛行士となった人だから、知的で紳士的なふるまいを期待したけれど、ターザンか里に下りてきてしまった野生動物かと言いたくなるようなふるまい…。痛みや不安でああなっているのかな?古いアメリカ映画だからああいう乱暴なのが”男らしさ”の表現なのかな?なんて思っていたけれど、
最後のオチにつながっているとは。
うまい!!!
テイラーと同じ行動様式の、すべての現代の人間の日々の行動・考え方が、オチにつながる。
なんて、思いながら見ていると、あながちSFとも言えず、未来予言のようにも見えてくるところで、あのラスト。
「禁止区域」「禁止区域に存在する遺跡」という時点で、オチの予感はひしひしと伝わってくる。
そこに、ザイアスの説明。
テイラーの行動で証明されている人間の性。使役動物(家畜・奴隷)としての”人間”なら増やす方が良いだろうに、なぜ”去勢””駆逐”が必要なのか!!!
それを反面教師にして猿たちが作り上げてきた世界。
そしてラストのショット。この結果を招いたのは…。
冷や水を浴びせかけられた気分。
探検・サバイバル映画でもあり、
何がどうなっている?とミステリアスでもあり、
異文化経験のワクワク感と、自分たちへの風刺に苦笑し、
ジーラやコーネリアス・ザイアスらの怖いビジュアルと、愛らしい動作・表情のギャップに愛着を覚え、
B級映画的なノリに、くつろぎながら楽しんでいると、
最後にとてつもないシンプルなメッセージをつきつけられる。
生涯忘れられないインパクト。
未来に伝えたい映画。
地球が、私たちの知っている地球として残っていくために。
(原作未読)
ああ、確かに、続編・サイドストーリー・スピンオフ…ジーラとコーネリアスの物語とか…を作りたくなる。
愛しくなる映画。
未来の地球・・・
SFアドベンチャー
オリジナルシリーズ1作目(1968年)
4人の
宇宙飛行士を乗せた
宇宙船イカルス号が
ある惑星に不時着する
だが、そこは
猿が支配する惑星だった。
あまりにも有名な作品ですね。
宇宙飛行士テイラーを演じる
チャールトン・ヘストンは
「十戒」(1956)も感動作で
「ベン・ハー」(1959年)では
アカデミー賞
主演男優賞を獲得。
子供の頃、父と一緒にテレビで観て
人間と猿の立場が逆転していることに
大きな衝撃を受けました。
捕らわれの身となったテイラーの
逃亡を手助けする
チンパンジーの考古学者
コーネリアスと
動物学者ジーラ博士の
特殊メイクも驚きでした。
ラストの場面の砂浜で
チャールトン・ヘストンの
絶望の表情が忘れられません。
全38件中、1~20件目を表示