猿の惑星のレビュー・感想・評価
全58件中、1~20件目を表示
宇宙にいったら予想外の場所に辿り着いた人類の物語
原作ありきの映画化
筋道の着眼点がいい
猿人の支配する惑星に不時着
人間よりも下に見ていた彼ら
そこは猿が喋り人間は喋れない
人間狩り、人体実験、奴隷、
屈辱的な扱いを受ける。
苦難の末、見たものとは。
最後のシーンは衝撃的
何があったかは次作に繋がる。
SFとしては適度な味付け
空想物語としてはシンプル
人間の愚かさは満点
間違って未来に行き
それを見た人類の悲劇。
※
ゴリラ•オランウータンの惑星映画NO1
メイクアップの走りだろうか?
320光年の長い旅の末、不時着したとある惑星は、言葉を話す猿たちが原始的な人間たちを支配する惑星だった始まり。
浦島太郎以上の衝撃であっただろう。
最後のオチまで「猿の惑星」で猿たちにとらわれの身となってしまうジョージ。
コーネリアスとジーラの助けを借りて脱出できたが・・・
ジーラがこの映画の大きな役割を果していて、数少ない人間の理解者でありコーネリアスを味方に活躍する。
ジョージにとっては絶望の中の光であった。
60年以上前の映画でこれだけリアルな猿を再現しているのは当時としてはとてつもなく素晴らしいメイクアップではなかったろうか?
映画には1種類の猿しか出てこなかったが他に生き残った猿はいなかったのだろうか?さらに言えば猿よりも強うそうなゴリラは絶滅したのだろうか?
馬は変わってなかったけどなあ。
「おならがくさい動物は?」というなぞなぞの答えが「猿」で「何で?」というたら
「さるのはくせい」やったのを思い出した。
この映画がなかったらこのなぞなぞもなかったなあ。
真の「知的生命体としての失敗作」は…
ネタバレも何も、SFの古典であるから分かっている上で書く
数百光年の宇宙の旅を過ごしてきた宇宙飛行士達は、猿にソックリの
生物が文明を支配する、謎の惑星に辿り着いた…
しかし、それは宇宙の浦島効果によって、何万年後の姿に変わり果てた
自分達の母星「地球」だった…
この映画が公開されたのは1968年だが、今や2020年代に入り、
世界では大きな戦争が幾つか起こり「第三次世界大戦」が
「世界核戦争」となり「終末戦争」として終わる可能性が、現実味を
帯びてきている…
もはや「地球」を生命が存続する惑星で、あり続ける為には
「人間の手」ではなく「猿の手」が、必要なのか…
「日光猿軍団」の子孫が、地球の文明支配者の未来にならぬ事を
願う…………………………………………………………
名作。現在生み出される物語の原点かもしれない。
ネタバレ
ネタバレ
ねたばれ
こんな話なんだ!?って驚き。
藤子F不二雄の少し不思議でありそうな世界観。どちらが先かは知らない。
距離と時間を遠く離れてしまった恋人が、宇宙の膨張のせいで?座標がずれ?、遠い未来の地球で再び会うって話。
ここは地球なのでは?とチラチラと垣間見え遠い未来の地球だと察するけど、
宇宙飛行士の気持ちを考えると……つら……。
ところどころちゃちいけど、たまにリアルだから良い。
最初の湖と砂漠どこなん??
故郷の地球に…!って思いが打ち砕かれるのつらみ。
いまでも続いてる作品だけど多分1が1番面白いシリーズな予感ある。
出オチというか、一作目ラストのインパクト強すぎて…。
23.4.30 DVD
ここって地球なの!?系の作品。
猿の惑星、ストーリーがあまりにもすごい。
ズドンとのしかかるほどの衝撃で、
しばらく考え込むレベル。
もっと幼い時に見ていたら、
トラウマ級の作品だったかもしれない。
25.1.4
ジーラとコーネリアスのお話。その序章かなぁ。
この映画で語る生物学的法則の定義は
猿が進化したのではなく人間が退化したとしている。
さて。
ジーラとコーネリアスはその世界のアダムたイブになるのだ。
ゴリラ達が人間を襲うシーンは『小さな巨人』を思い出す。ある意味において、ベトナム反戦運動、公民権運動と連動している。本当のアメリカン・ニューシネマはこう言った映画だと思う。『トラ・トラ・トラ』『マンディンゴ』『小さな巨人』『猿の惑星』とかね。
『地球ではひげをのばして得意になってるのは、ガキばかりだ』
追記
猿が英語を喋っている段階で、話はわかると思うが。
子供の頃に見た衝撃は忘れられない
さすがSF映画の名作。今見ても十分面白い。
子供の頃は、ただ猿と人間の逆転劇を楽しんでいたが、大人になって見直せば、愚かな人間への警鐘がこれでもかも言わんばかりに散りばめられている。
ラストのあのシーン、初めて見た時は強烈すぎて、子供ながらに呆然としてしまった。
こういう映画は今でも金ローでやればいいと思うんだけどね。昔は流してたんじゃなかったかなぁ。
鮮やかなエンディング それがすべて
私がこの映画を見たのは、TVの洋画劇場で、サルのメイクも、人間が支配されていることも、TVシリーズ『猿の軍団』からの逆輸入?でした。
それで、人間が猿のメイクを施して演技をしていることに興ざめして、きちんと見る気はしなかったのですが、『ベン・ハー』を見てチャールトン・ヘストンのファンになり、思い出して見てみたら、びっくりの結末。
公開当時、見終えた人に、「結末は誰にも話さないでください」というキャンペーンで、話題になったそうで、言わばネタバレ禁止作品の元祖と言うべき映画ですね。
いよいよリブート作品も公開直前で、人間が猿に支配される背景が描かれるようですが、すべての始まりはこの作品。光速での宇宙航行ができるほどに発達した人類がどうして猿に支配されるのか、かいもく見当が付きませんが、とにかくこの映画がなければ、そんな続編も存在しなかったわけで、お話としての完成度はお見事としか言いようがありません。
0014 人生最大のバッドエンディング
1968年公開
ネタバレなしでテレビ放送見たもんだから
最後は衝撃でした。
さらに本作の本質はサミーデービスジュニア曰く
「最良の黒人映画」といつか白人と黒人の立場が
逆転するのではないかという深層的な恐怖を描いている
と読み解いている。
それをライフル協会長にもついたゴリゴリの保守派
ヘストンが人間(白人)を演じるのは皮肉。
テレビ版吹替では猿の一人称がおいらー、で
なんでなんでしょうね?
ジーラとコーネリアスの仲睦まじさはいじらしく
彼らの上司のオラウータンは実は人間の進んだ文化と
凶暴性を知っていたのだった。
ヘストンはラストある遺物を見つけて泣き崩れる。
100点
1973年12月24日『月曜ロードショー』
何度観ても楽しめる、SF映画の金字塔
何度目か忘れたぐらい観てますが、見る度にこんなんだったっけ、と毎回新鮮な気持ちで観てしまう不思議な魅力を持つ作品です
SFチックなシーンはとても少なく、割と会話劇のパートが多いということを再認識しました
独特な音楽がサスペンスフルな雰囲気を盛り上げ、猿に支配され人間が虐げれている映像と相まってただならぬ緊張感を煽る演出が見事
始めから終わりまで飽きることなく楽しめました
猿の特殊メイクが顔の表情と連動して動く精巧さに驚いた、これを半世紀以上前に実現していたというのが凄いです
なので意外にも、今観てもそんなに古さを感じないのが本作が不朽の名作と言われる所以だと思います
そして有名すぎるラストは何度観てもエキサイティングです
質問 320光年とは
猿服を着せられたヘストンは言った「猿のは臭え」
中学生の頃に洋画を見始めたが、ロードショーへは行けなかった。近所の名画座オデオン座で3本立てになってから観た。
おかげで「サムライ」と「続夕陽のガンマン/地獄の決斗」を一度に観て映画ファンになった。
中学の同級生にロードショーで「猿の惑星」を見て来た奴がいて「あれは◯◯なんだよ。最後に◯◯の◯◯が出て来るんだ」と得意そうにネタバレさせていた。
映画館でも観たし、TVでも何度もやったのを見ているが、午後ローで鑑賞。
テイラー(チャールトン・ヘストン)達は地球を宇宙船で飛び立つ。人工冬眠している間に2000年の時が流れ、ある惑星に不時着する。大気に酸素があるので船外に出て素っ裸になって水浴する。酸素があるのと外敵がいないのはイコールではない(エイリアン・コヴェナントもそうだ)。いきなり猿の集団に襲われる。ここは、猿が人間を狩る「猿の惑星」だった。
猿に襲われた時に喉を負傷して声が出なくなり会話が出来ないため、彼の地の人間と違う事を証明出来ない(ここは脚本が上手い)。
最初にTV放映された時、猿が自分達をよぶのを「おいら達」と吹替ていたのを思い出す。ジーラ博士は中村メイ子だった。
彼の地の人間は何らかの理由で1200年前に滅び、その後、猿が台当した事が判る。オランウータン、チンパンジー、ゴリラと猿種別で階級制度も垣間見える。別れのキスをねだるテイラーに、人間とキスする事を恥じるチンパンジーのジーラ博士がかわいい。
テイラーは馬を駆って猿たちの禁断の地に入るのだが、そこで彼が見たものは、…。
この第1作のラストは衝撃だった。
(これをネタバレした同級生松本は死刑!)
これ以後の「猿の惑星」シリーズは、全部オマケである。新作は見なくても良いかな。
[1968年11月9日 東十条オデオン座にて鑑賞済]
新作を見に行く前に、
予習しようと思っていたら、午後ローで放送しているのをながら見。まあ、4〜5回は見てるからね。
放送の尺からしてカット版だろうけど、吹き替えが超一流な事もあって楽しんで見れました。
以前ほどザイラス議長の言動に怒りは覚えなかったなぁ。おそらく彼は全てを分かっていた上での行動だったから、あの後でジーラ博士とコーネリアスを異端審問にかけるという徹底ぶりなのが、「猿の世界を守る」という彼の確固たる意思を感じる。
もしも逆の立場なら、宇宙船から降りてきた言葉をしゃべる“猿”なんて有無を言わさずに殺すか解剖だよね。それが支配者たる“人間”の正義。なんら間違ってない。
なんだか新作を見に行く意欲が薄れちゃったなぁ😓 これより面白い訳ないからね。
社会風刺
原題:PLANET OF THE APES
"Disney+"にて吹き替え版で鑑賞。
面白いセリフやシーンが沢山ある。
宇宙船や宇宙服がアニメっぽくて好き。
BGMがデタラメっぽくて独特で好き。
話そうとするテイラーを見てエイプが猿真似と言ったり、支配者たちが裁判の時に見ざる聞かざる言わざるのポーズをする。
エイプの支配者が根拠として持ち出す聖書もヒューマンとエイプが書き換えられていて面白い。
テイラーとキスする前のDr. ジーラのセリフも笑える。
隠蔽や捏造で事実をねじまげる支配者のことをテイラーがズバリはっきり言及してくれてスッキリする。
ジーラに協力的なエイプのコーネリアス、口がきけないヒューマンのノヴァが登場する。
『猿の惑星: 聖戦記』にもエイプのコーネリアス、口がきけないヒューマンのノヴァが登場するが、おそらく同一人物という設定ではなくオマージュだろう。
余談だが、『進撃の巨人』のハンジ・ゾエは、テイラーを擁護する研究熱心なDr. ジーラがモデルになっていたのかもしれない。
もしも この映画を全く知らない人が現代に観たらオチは途中で気付くだ...
もしも この映画を全く知らない人が現代に観たらオチは途中で気付くだろう。たぶん。しかし私は小学生の頃テレビで見てて引き込まれ ラストシーンにも驚いたもんだ。大人の頭脳でなかったから楽しめたのかも。
大ヒットで続編がどんどん出来て5作もある。さらに日本では1974年に『猿の軍団』というSFドラマまで作られた。
元はフランス人作家ピエール・ブールが1963年に発表した小説を原作とする映画だった。
数十年後、21世紀になってから
『猿の惑星』(1968年)
『続・猿の惑星』(1970年)
『新・猿の惑星』(1971年)
『猿の惑星・征服』(1972年)
『最後の猿の惑星』(1973年)
と5作連続で見直した覚えがある。
今作で猿たちが乗馬したり道具を使う設定は分かるが、鉄砲や水圧ホースはハイテク(精密機械)過ぎて違和感があったのも覚えてる。
もうすぐ公開『猿の惑星:キングダム(2024年)の為に新3部作の
『猿の惑星:創世記』(2011年)
『猿の惑星:新世紀』(2014年)
『猿の惑星:聖戦記』(2017年)
を見直す予定がついつい今作も観てしまった。後で『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から観よう。
『PLANET OF THE APES 』(2001年)は見直さなくてよいだろうと思う今日このごろ。
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