「アイデアなどはいいが・・・」サランドラ sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
アイデアなどはいいが・・・
今年のカリコレの旧作上映で、まずは「サランドラ」を見てきました。
本作品、公開当時(高校1年生ぐらいだったかな)見てきた私の友人から凄い酷評だったので、見に行かず、今日までになっていたので、今回、初見と言う事で見てきました。
まず、「エルム街の悪夢」などのウェス・クレイヴン監督のほぼデビュー作品に近い映画であり、よくある低予算のB級以下のホラー作品、この手の作品って、「エルム街の悪夢」のような大ヒットなどがあると、カルト的な扱いになるんだよね、ま、「悪魔のいけにえ」のような良質もあれば、本作品のように、駄作もある。
ま、低予算ながら、それなりに頑張っている作品だと思うね。
題材やアイデアも大変にいいけど、やはり、少しやっけ仕事感があるかな、この辺は仕方がないんだろうけど、実際は、本作品パート2も出来ているし、リメイクもあるので、それなりに、ウェス・クレイヴン監督のデビューに近いB級作品としては、良く出来ているんだろうな・・・出てくる俳優さんも見た事もないひとばかり、ディー・ウォーレスが唯一有名ところかな、やっぱ、見る側はああでもないこおでもないといえるけど、作る方は難しいだろうな・・・・ま、ホラーとしてみるとがっかりするけど、サイコサスペンスとしてみれば、それなりに見れるかな・・・
公開当時は、東宝東和さん配給だったので、相当な過大広告が展開されたんだろうな、それを期待して見せられた人は、見終わって怒って帰っていった光景が目に浮かぶよ・・・・
しかし、1977年に作られた作品だね、その空気感は伝わるし、当時の終わり方だね・・・
しかし、タイトルの「サランドラ」って何の意味が有って、邦題つけたの?
原題が「THE HILLS HAVE EYES」これを素直に訳した方が良かったのに・・・
しかし、「サンゲリア」「ゾンゲリア」とかよく馬鹿な邦題を考えるような・・・
サンゲリアさんコメントありがとうございます。
東宝東和、ヘラルド、当時の必死さは分かりますが、逆に映画配給会社が、今でも売れるために大嘘はいて、許されている事に関しては、ちょっと映画ファンとして疑念が残りますね。
リメイク版の方を見てみます!
自分は当時ワクワクしながら映画館に駆けつけましたが(日本公開は84年)、正に「見終わって怒って帰った」口です。(笑)
最近ツ〇ヤ発掘良品で再鑑賞しましたが、やはりつまらない。(笑)
ウィキによると「サラマンドラ」を捻った命名らしいですが、もちろん何の関連もありません。
アレクサンドル・アジャ監督のリメイク版(06)の方が断然面白いですよ!
ご指摘のように当時の東宝東和と日本ヘラルドは過剰な宣伝合戦を繰り広げてまして、今なら摘発ものでした。
本当に何度騙されたことか。(笑)
自分のハンネからも分かるかと思いますが、この時期のホラー映画をこよなく愛してまして、「バーニング」(81)なんかも大好物です♪