キャスト・アウェイのレビュー・感想・評価
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大切なものを2度失う辛さ
仕事の合間でも、無人島でも、唯一心の拠り所としていた妻。
無人島に着いたとき一度失ったと言っていたが、あくまでも状況から見た諦めから言っているだけで、生きる原動力になっていた対象。
それを生還後、改めて失う衝撃。
本来1番に生還した喜びを分かち合い、幸せに暮せるであろう相手を、お互い気持が通じ合いながらも別の道を歩まねばならない試練。
切ないが、現代社会に戻った今は気が紛れることがたくさんあるのも事実。物語の中ながら、今後前を向いていけることを願うエンドだった。
生きねば
トムハンクスの演技が冴え渡りますね。伏線回収も見事です。ストーリーも、最後まで見れば満足しますし、帰還後のシーンを見ればサバイバルのシーンを払拭させてくれるでしょう。最後まであのサバイバルが続けば、見るのをやめてしまう方もいるかもしれません。
自殺のシーンは回想ではなく入れて欲しかったなと思いましたし、サバイバルでもピンチというピンチはなく突然の4年後でサバイバル映画なら駄作といったところです。至る所に暗喩が入れられているわけでもないので、この盛り上がりの少ないストーリー展開は、前半の引き込み力が、故に少々残念に思う人も多いかもしれません。ただ、印象的なシーンが多いので記憶に残る作品ともいえるかもしれません。
トムハンクスが好きな人にはお勧めしますね
ウィルソーーーーーーン
めちゃくちゃ好き最高
小さい頃に見て面白いと思い、
大人になってから見ても面白いって感じるって普通にすごくない?
全年齢対応の良作
無人島での生活のシーンも好きだけど、
助かった後の現実感、そしてラストの救い甲斐があるこれからを感じさせる終わり方も好き!
好き!おすすめ!
生き抜く力
誰かを愛する思いと、諦めない精神、自分と対話することで
どんな逆境でも、乗り越えていける!
そんなことを教えてくれる作品でした!
ケリーについてはとても悲しく思ってしまいましたが、大人の恋ってやつですね…
これからは主人公の様に、自分を見失わない為に自分と対話する事を大切にし、何事にもめげずに、生きていこうと思います!!!
ロン毛のトム・ハンクスは貴重かもw
永遠のテーマ。「無人島に1つ持っていくなら何?」 その答えがこれを見れば分かるかも???(´∀`*)ウフフ ■彼にとってウィルソンが一番大事だった。 無人島で彼自身が“創り出した”友人ウィルソンが居たからこそ 4年ものサバイバル生活を生き抜けました。 人間にとって孤独な生活が一番辛いのかもしれません。。 ■無人島生活4年後のトムハンクスの変貌ぶりが素晴らしい 毎日塩水に浸かっていると潮焼けして金髪になるそうです。 意外とロン毛&ヒゲの方がイケメンに見えましたw ギリシャ神話に出てくるゼウスみたいw 体重も23kg落としたそうでトムハンクスのプロの役者っぷりが伺えます。 ■最後1つだけ開けなかったFedExの箱の謎。 自分が配達しなくちゃいけない・・という義務感が 主人公の生きる支えだったのでしょうか? 天使の羽が希望の証?? よくある展開ではありましたが面白かったです。
無人島に一つだけ持っていくものは、バレーボール!
まさか、バレーボールを失うことに涙することがあるとは(笑)ウィルソーーン(泣)
チャックが遭難してから救出されるまで、一貫してチャックのみで展開していくストーリーがよかったです。本国でみんなが捜索しているシーンや、チャックの葬儀をしているシーンなど一切見せないことで逆にチャックの無人島遭難ストーリーに没入でしたし、救出後に世の中がどうなっているか分からないチャックと同じ心境で見ることがでした。唯一の友人、ウィルソンがホントに友達っぽく見えてくるから不思議です。あと、火を起こすことができたときのあの無敵感(笑)テンションの上がり方(笑)助かるメドなんて立ってない。最悪の状況は変わらないとのに。。でも、スゴく気持ちが分かる。僕自身同じ状況なら、チェックと同じことしてたと思う。そういう意味で、無人島遭難という非現実なストーリーだけど、妙にリアリティを感じました。飛行機墜落のシーンや、無人島からの脱出のシーン、海や波の恐怖感がとても丁寧に描かれていましたね。
中盤ぐらいまで、フェデックスのパッケージを開けないもの運びとしてのプロ根性は印象的でした。最後まで開封しなかった1箱。これに救われた理由は何だったのか。羽の絵?帆のイメージ?そのへんがよく分かりませんでした・・。
最後のケリーのずぶ濡れの告白は個人的にはいらない展開でした。チェックは新しい生活に向けて決意した雰囲気だったし、今の旦那さんや子供を不幸にする告白でしかなく、後味が悪い。
情がわくといえば...
12月31日にこの映画みるというかなりのレアケースでありながら無人島を生き抜く彼らの信念やそこに眠る力には最終的にはバレーボールに情がわいてしまう。そんな映画
印象に残るセリフ、シーンの数々
一番印象に残ったのはこのセリフ。
"I know what I have to do now. I gotta keep breathing. Because tomorrow the sun will rise. Who knows what the tide could bring?"
『今なら自分が何をすべきかがわかる。ただ息をしつづけること。なぜなら明日も陽は登るし、潮が何を運んできてくれるかなんて誰にも分からないんだから。』(私訳)
凄まじい漂流生活と、国に戻ってからの過酷な現実。それらをたっぷり見せつけられた上でこのセリフ。これ以上無いほどの説得力がありました。
そして次に印象に残ったのはウィルソンとの出会いのシーン。
「バレーボールと話し始めるなんて遂にチャックは気が狂ってしまったんだ」とはじめは思うわけです。ですが映画が進むにつれて、いつの間にか見ているこちらまで、ただのバレーボールに「ウィルソン」という生きた存在を感じるようになってきていることに気づきます。そしてウィルソンとの別れのシーンでは、チャックと一緒に大泣きしてしまうわけです。
ウィルソンがいなければチャックは火を起こすことを諦め、早々に命を落としていたはずです。
たとえ虚構の存在であっても、人は心を支えられ、命を助けられる。これこそが人が持つイマジネーションの力なんだと分かる、素晴らしいシーンでした。
物足りなかった!!
ロシアから始まるのは面白かったです。一分一秒を追われるFedExの社員が、無人島で別の時間の流れを体験するという設定は良かったです。椰子のジュースを飲み、やっとの思いで蟹を焼いて食べたと思ったら、「4年後」と表示されて拍子抜けしました。個人的には、火を起こしで手を怪我するシーンがピークでした。独り暮らしで毎日毎日食料品と水の確保ばかり考えているので、飲まず食わずで4年後も気力が充実している本作のサバイバル部分は、雑に感じました。退屈せずに観ることはできましたが、生を研ぎ澄ませた男にしては帰国後はいまいちだし、かなり物足りない映画です。
宅配物が何点か一緒に漂着し、その中のバレーボールにウィルソンと名...
宅配物が何点か一緒に漂着し、その中のバレーボールにウィルソンと名前をつけて孤独を紛らせる。スケート靴も利用価値があった。無人島生活は困窮を極め、ココナッツミルクとカニしか食べてないような生活。4年間生活したが、帆になるような板が漂着したため、イカダを作って脱出することを決意するチャック(ハンクス)だった。 婚約者だったケリー(ハント)は彼の生存を諦め、他の男と結婚していたという悲劇もあったが、最後に1つだけ開封しなかった宅配物を自分の手で届けるのだった。 撮影のため25㎏の減量にチャレンジしたハンクス。逆撮りだったのかな?と色々考えながら体をチェックしてみたりした。
DVD200円ゲットシリーズ。トム・ハンクスにハズレはないのか! ...
DVD200円ゲットシリーズ。トム・ハンクスにハズレはないのか! 飛行機事故に遭い、ただひとり漂着した無人島でのサバイバル。その悲惨さたるや。ウィルソーン! 生還。しかしかつての恋人は… ストーリーはただこれだけ。なのに魅せる、泣ける、考えさせられる。トム・ハンクスに脱帽です。恋人役ヘレン・ハントも素晴らしい。見なけりゃ損の一作です。
中盤から段々面白くなる
この作品は主人公が自殺を思いとどまってから、途端に面白くなる。
生きることに対して前向きになる姿勢からは純粋な美しさすら感じる。
ただ人間が社会生物が故の苦悩も描く。人間は一人では生きていけない。
話し喜びを分かち合う他人がいなければ心が持たないだろう。
それを解決するために主人公が生み出したのがウィルソンという存在だ。
ただしウィルソンは人ではない。バレーボールに顔を描いてウィルソンと名付け、心の支えにした。
初めはひどく滑稽に思えたが物語が進むにつれて無くてはならない心の拠り所なのだと感じた。トムハンクス扮する主人公の演技も迫真のもので、物言わぬウィルソンに真剣に語りかける。道端で見かける精神の均衡が狂った人も同様の迫力があるがそれ以上かもしれない。
印象に残ったシーンがある。
辛く長い生活の中でイライラのあまりウィルソンを蹴飛ばしてしまう。ウィルソンは寝ぐらにしている洞窟の窓穴から落っこちて何処かへいってしまう。すぐに唯一の友人にしてしまった仕打ちに気づき、必死で探しに行く。
捜索の末、波打ち際にウィルソンを見つけることができた時の喜びようといったら、まるで生き別れの兄弟にでも会ったかのような様であり、狂気すら感じる。しかし、特殊な環境状況が、それを正当化する。
もう一つ印象深いシーンがある。救出後の帰還祝賀パーティがお開きになった後、主人公は会場に一人残る。簡単に食べ物が残され、簡単に火を付けることができる道具が存在することに対して複雑な表情を浮かべる。まるで、無人島生活の数年は何だったんだろうか。といったやるせなさである。本人にとっては生きるか死ぬかのサバイバルだったが、平和な生活をしている一般人からすれば与り知らぬ所だったということを暗に象徴していたシーンだったと思う。本当に大変だと感じていたのは当事者なのだ。それはかっての恋人を含む。
個人的にそこの処理は綺麗でよかったと思う。愛に生きて、大人としての責任感を放棄するのはやはり横恋慕であろう。
ターミナルでもそうだが、報われない恋をする役がトムハンクスには良く似合う。そしてそれが又格好いいのだ。
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