ブレイブ ストーリーのレビュー・感想・評価
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この類のストーリーは、向山貴彦著者 『童話物語』
時代設定、人物設定とかがめちゃくちゃ。ファンタジーだから、出鱈目で良いと言うわけではない。しかし、全てがごちゃ混ぜのめちゃくちゃ。つまり、極限の出鱈目で、RPGゲームと同じ。ゆえに結末は決まっている。さて、
RPGのゲームはWizardryをカラーClassicで触りをやった事があるが、最後まで終わらせたのは、日本ファルコムのザナドゥだった。コンピューターはPC9801VM2である。
それはさておき、アイテムを拾って、異世界を侵略して、殺戮するのがRPGと感じた。何かの侵略から世界を守るではない。つまり、時間が経過すれば、必ず物語は終わる。
何に努力したから、世界が変わると言った意義や動機がRPGには無かった。
このアニメ見る限り、子供だましの道徳アニメになってしまっている。小学校5年生って、グレるのはこれからだ。その前提を意識しているのか?
これだけ金がかかる声優陣を用意するなら、アニメにしないで、実写にしてもらいたかった。原作がある事を知って、読んてたまるか!と思った。こんなストーリーで、少年少女には感動して貰いたくない。
この類のストーリーは、向山貴彦著者
『童話物語』に尽きる。
アニメの制作は別な意味に於いてブラックになるのかもしれない。日本の真のアニメ産業はもう終ったのかもしれない。この類ては、名作もヒット作も生まれる事はないと断言できる。
脚本が…
三部作をあの時間内で収めるのは無理がある。
だから、ある程度脚本の変更は必要。だがしかし、な意見。
■良かった点
キャラデザが非常に良かった。イメージ通り。
■悪かった点
原作と映画版では、ワタルの成長結果が異なる。
悪事をした人間には相応の罰を。罪を反省した者には救いを。救われるべき魂には救済を。様々な経験を異世界で積み重ねたワタル。しかし、戻ってきても現実の父母の離婚状態は変わっていない。
しかし、見方や自分自身の意思、落とし所をつけ、更に周りには自分の味方がいると分かれば世界は開けてくる。そして、ワタルが行った行為の結果救われた魂がある。異世界も、ワタルのいる世界もどこか似通い同じ部分がある。ワタルはまだまだ少年だが、異世界とワタル自身の世界での在り方を成長したワタルの目で見れば光はあるし救いもある。そして、物語の終わりがワタルにとっての新たな始まり。⇒みたいなのが原作。
一方の映画版。端折った冒険、キャラの性格が若干異なったり、死んだ人間がワタルの世界で生き返ったり、両親の離婚が無かったことになってたり。もう、滅茶苦茶。
そうじゃないだろと。ご都合主義すぎるだろと。異世界でもご都合主義はないと理解するのが、ブレイブストーリーの1つの根幹部分だと思うんだが、それがまるっきりないから、
映画版は別モンですわ。得るもんがない。以上。
あと、ミーナの性格改悪が酷すぎる。原作だとミーナはワタルにとって母親的存在なんだが、単なる女の子みたいになってて感動しなかった。
ツラい時、ツラいと言えたらいいのになぁ。
先に断っておくと、原作は未読です。
そんな私でも感じるほどにお話の進み方が雑です、
余計なシーンに尺を取られて大事なシーンは早送り、
宝玉を集める話はポケモンでいうジムバッジを集める旅のようなもの、そこほとんど端折ってる。
そしてミツルやキ・キーマ達といつの間にそんな仲良くなったんだ?って感じに流れが速い。
芸能人CVは癖というかムラがあるように感じました、上手い人もいれば棒読みもあり。
松たか子さんは個人的に上手いと思いました、慣れない演技の仕方で声の震えや棒読み感は否めないのですが、声のトーンはちゃんと男の子になってました。(声質により時々沢城みゆきさんに聞こえるときも)
ですが客を増やすため、金のために有名・大物・人気芸能人を声優に抜擢するのはどのアニメにも言えるのでお互い様。
そしてキャラクターデザインがジブリのシリーズに比べてどこか安っぽい(伯母と一緒にDVDで観たのですが「怖すぎない中途半端な感じが嫌」とのこと。)
っと、ここまでが-1.5の理由です、そして評価すべきは画です。
今となっては少し古めかしい作画も、2006年当時としては最高の技術だと思いました。
CGはちょっと荒いかな?
とはいえ今となってはなろう系でお馴染みの「異世界転生物」の元祖とも言える発想は当時としてはすごいと思います。
結果的に言うと「やりたいことは分かるんだけど、欲張って詰め込みすぎ」って感じです。
皆様が仰られているとおり、上・中・下と3冊続く長編を2時間以内でダイジェストしろと言うのは無茶ぶりもいいとこ。
今からでも遅くないので是非TVアニメとして、プロの実力派声優さん・殆ど改変無しの一部始終ノーカットストーリー・今どきの画風など、一から作り直して放送すれば人気は出ると思います、所詮素人の考えですが。
小説読みたくなった
小説を読んだ後に見るとちょっと物足りない感じ。
もう一人の自分と戦う時はちょっとうるっときた。自分のためにビジョンを滅ぼしても良いのかという葛藤。わたるの願いは結局叶わなかったけど、ビジョンに来る前の現実を受け入れられないわたるから、自分の状況を乗り越えられるだけ成長して帰ることが出来た。強くなったな、わたる。
(正義を貫く)ハイランダー
映画「ブレイブ・ストーリー」(千明孝一監督)から。
宮部みゆきさんのベストセラー小説アニメ化、
さらに、主人公ワタルの声が、大好きな松たか子さん、
それだけの理由で観始めたが、ちょっとわかりにくい。
小説を映画化、さらにアニメ化では、無理もないかな。
「大事な願いごとのためなら、何をやってもいいのかなぁ」
「僕は何かの引き換えに、自分だけ幸せなんてなりたくない」
こんな台詞が散りばめられているから、子どもたちにも
そんなわけないよね、というメッセージは伝わってきた。
辞書によると「ハイランダー」とは「高地人」
きっと「志が高い人」とか、そんな意味があるのかもしれない。
私たち社会でも「家訓」とか「社是」があるように、
目的のためなら、どんなことをしてもいいというわけではなく、
これだけは絶対守らなければならない、という「基本理念」、
それが今回の作品では「正義を貫く」ということだと理解した。
でも「ハイランダー」って、ちょっと説明して欲しかったなぁ。
家族と運命と
レンタル店でふとDVDパッケージを目にして、借りて観てみた。
「ブレイブストーリー」。前々から書店や図書館でその名をなんとなくは知っていたのだが、なんせ厚そうな本だったし、少し敬遠していた。それが映画にもなっていたとは知らなかった。ありがたく観させていただいた。
普通の小学生であるワタル。あくまで「普通」の少年が「普通」の生活を送る日常。幸せだ。しかし両親の離婚、そして母親のガス中毒。少年の日常は次第に崩壊していく、そしてミツルを追ってヴィジョンへと引き込まれてゆく・・・
作品中に、「運命」という言葉が散りばめられている。少年は自分の現実世界でのなりゆきを運命として捉え、見知らぬ声に導かれ運命を変えようとする。こんなはずじゃなかった、こんな運命なんて嫌だ、と。
少年がヴィジョンに赴くまでの経緯が少し乱雑な印象を受けた。上に述べたように、あくまで普通の少年の日常がすこしずつほころび、しだいに自分ではどうしようもない力の存在を知る。それが運命なんだ!きっとワタルは自分ではどうしようもないモノの存在を感じたのだろう。だからこそのヴィジョンなんだから。そこのところの情景をもう少し丁寧に描いてほしかった。
ヴィジョンに入ってから。「勇者レベル」とかは少し幼稚な気がした。まぁ「勇者」が「冒険」を始めるのだから、最初の試練といったところか。それにしてもRPG感が否めない。あくまでワタルは家族のことの願いを叶えたくてヴィジョンに来ているのだから、単純に笑顔で楽しんでいるだけの描写では味気なくなってしまうだろう。5つの玉を集める旅の途中もひとつにくくられてしまっていて荒っぽさを感じた。ワタルは決して「遊び」でヴィジョンに来ているわけではない。時には倒れた母親、出て行った父親のことを思い出してやり場の無い焦りを感じるときもあっただろう。ヴィジョンについての説明ももう少し欲しかった。やっぱり上映時間の関係なんだろうか。少し残念だ。
しかしワタルとミツルの内面(過去の思い出)を回想するところはすばらしい。特に後半、希望の塔に登るときの、分身した自分自身がお互いにぶつかりあう場面は思わず引き込まれた。自己との対話。利己的な自分と、あくまで理性的でいようとする自分との葛藤。そして「おかえり」とやさしくもう一人の自分を受け入れるワタル。思わずぐっときた。ここでワタルは初めて運命を受け入れる覚悟を決めたのだろう。それだけの心の広さと優しさをワタルは持っている。それだけで心が温かくなった瞬間だった。
ヴィジョンの世界が平和になること、それがワタルの願いだったわけだが、それは決してそう「すべき」だからした、というものではなく、同時に自分自身とも決着をつけているんだな、と感じた。
ワタルは「勇者」であったとともに、「優者」でもあったというわけである。
ミツルははやりどこか間違っていたみたいだ。だが最後にはきちんと気付いてくれていたので安心した。悲しい過去があるからこそ、幼い妹を愛していたからこそのヴィジョンだったのに。
現実世界に戻った後、結局現実は何も変わっていなかった。ワタルの父親は戻ってこない、ミツルのいない。だが、ワタルは運命を受け入れ、きちんと折り合いをつけることができたようだ。
そして最後、ミツルとの再会。あぁ、その場面で切っちゃうのは本当に惜しい。あと10秒ながくしてくれればいいのに。泣きたかったなー。
運命を受け入れ、これからも暮らし続ける。そういった意味で、ぼくたちが暮らす現実世界も、またヴィジュアルではないだろうか。
<^^>
めったにアニメ映画は見ないのですが、久しぶりにアニメ映画を見てみました!数年前に国語の問題にブレイブストーリーの原作が出てました。それで、いまさらですが、初めてブレイブストーリーを見てみました。
なんか、いろいろと考えさせられる映画だな…と思いました。しかし、最後の方の自分との戦い…なんだかゲド戦記(原作)影との戦いにそっくりな気がしました。それに、やはり、どこか教育的で。。。
しかし、子どもには少し難しいと思います。でも大人になれば、すっごくいい作品だと思います!!
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