「脚本が…」ブレイブ ストーリー 真実さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が…
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三部作をあの時間内で収めるのは無理がある。
だから、ある程度脚本の変更は必要。だがしかし、な意見。
■良かった点
キャラデザが非常に良かった。イメージ通り。
■悪かった点
原作と映画版では、ワタルの成長結果が異なる。
悪事をした人間には相応の罰を。罪を反省した者には救いを。救われるべき魂には救済を。様々な経験を異世界で積み重ねたワタル。しかし、戻ってきても現実の父母の離婚状態は変わっていない。
しかし、見方や自分自身の意思、落とし所をつけ、更に周りには自分の味方がいると分かれば世界は開けてくる。そして、ワタルが行った行為の結果救われた魂がある。異世界も、ワタルのいる世界もどこか似通い同じ部分がある。ワタルはまだまだ少年だが、異世界とワタル自身の世界での在り方を成長したワタルの目で見れば光はあるし救いもある。そして、物語の終わりがワタルにとっての新たな始まり。⇒みたいなのが原作。
一方の映画版。端折った冒険、キャラの性格が若干異なったり、死んだ人間がワタルの世界で生き返ったり、両親の離婚が無かったことになってたり。もう、滅茶苦茶。
そうじゃないだろと。ご都合主義すぎるだろと。異世界でもご都合主義はないと理解するのが、ブレイブストーリーの1つの根幹部分だと思うんだが、それがまるっきりないから、
映画版は別モンですわ。得るもんがない。以上。
あと、ミーナの性格改悪が酷すぎる。原作だとミーナはワタルにとって母親的存在なんだが、単なる女の子みたいになってて感動しなかった。
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