ボーン・スプレマシーのレビュー・感想・評価
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観たことあるようで、実は新鮮な魅力のある映画
よくあるアクションものかと思いきや、なぜか惹き込まれた。
「一味違う」のだ。
・逃げる時も遠くに行くのでなく、逆に相手の近くに潜み相手を監視する。「疲れた顔をしている。少し休め。」など電話越しにいわれればビックリしてそりゃ振り返るわな。
・ヒロインが、、、。
・雑誌やトースターなどその場にある道具を瞬時にうまく使う。
・格闘技(マーシャル・アーツ)がすごい。リアリティがある。
・最後の場面。詳しくは書けないがあのような展開はあまりみたことが無い。「主人公は常に正しい」というセオリーを覆した。
・カーチェイスもかなりの迫力。どこが?とうまく言えないのがもどかしいが、これまでちょっと見たことのないカーチェイスだ。
独自の世界観をもった作品で新鮮。アクションも手に汗にぎり堪能できた。
暗い。 追われて逃げてると思いきや実は懐に入り込んでいたりと、入り...
暗い。
追われて逃げてると思いきや実は懐に入り込んでいたりと、入り組んだストーリーがよく練られていて面白い。
アクションシーン(特にカーチェイスシーン)が激しいコマ割と手ブレ加工で観ててすごく疲れる。
緊迫感はあるが眼精疲労がツラい。
オクサナ・アキンシナがかわいかった。
劇場で見たけど、新鮮。
楽しめるのは ファンだけだと思う
よく練られたサスペンス・アクション
マット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティ』の続編となる『ボーン・シリーズ』の第2弾。アメリカのCIAの工作員でありながら、記憶喪失となったジェイソン・ボーンが自分自身の記憶を取り戻そうと、悪戦苦闘しながら迫り来る敵と対峙していく、スパイ・サスペンス・アクション。アメリカ映画ながら、物語の舞台は殆どがフランス、イタリア、ドイツ、ロシアとヨーロッパの各地を背景にしている。
特にアクション・シーンにおいては、前作ではミニクーパーでの、狭い路地でのカーアクションだったが、本作ではロシアの大通りを、タクシーを運転するボーンと暗殺者が運転するベンツのSUVが、次から次へと車と衝突を繰り返していく、派手なカーアクションが見どころだ。
前作で、自分を亡き者と企てるCIAの上官による陰謀に巻き込まれながら、何とか逃亡を謀ったボーン。共に行動していたマリーと恋に落ち、インドで静かに2人で暮らしていたが、暗殺者の魔の手が忍びより、最愛のマリーが犠牲となってしまう。マリーとは、このまま続いていくと思っていたので、まさかのショッキングなシーンからの幕開けとなった。
一方で、ベルリンではCIAの裏切り者を暴こうとしていた工作員が殺され、その犯行現場には、ボーンの指紋が残されていた。そして、またまた警察とCIAから、事件の容疑者として、命を狙われる立場となる。
必死の逃亡劇を繰り返す中で、次第に、ボーンも自分の記憶を取り戻していく。前作からのキーワードとなっていた『トレッドストーン』の意味するところや、自分を陥れた黒幕やそのトリックにも行きつく中で、最強工作員としての片鱗を見せつけてくる。
また、ラストに、暗殺者として育てられたことを知ったボーンが、自分が暗殺した者に対する自責の念と悲哀が込められたモスクワでのシーンと、アメリカでパメラから本名を伝えられたシーンは、優しいボーンの真の姿が投影されていたのだと思う。
1作に目に続いて、どのシーンにも緩みが無く、スピーディー感と次のシーンへの期待が高まる展開で、2時間があっと言う間に過ぎていく飽きの来ない作品であった。第3作の『アルティメイタム』も、なるべく早くに、改めて鑑賞したい。
ちゃんと成功した続編
食事するシーンはなかったけれどボーンは何を食べてたのか?
カーアクションだけでなくアクションシーンは優秀でドキドキさせられた。危機一髪で逃げるシーンはハラハラ物でホテルから逃げるシーンはまるでスパイダーマンだ。
少しずつ記憶をよみがえさせながら悪と対峙していくボーンは頭が良いだけでなく回転も速い。腕っ節も強いときたら怖い者無し。
自分にはないところばかりで自分にとってはスーパーマンだ。
ただ、命令とは言え実際、人を殺していてその子供(既に大人になっていたが)に謝りに行くところから謝るまでのシーンは自分にとっては最高でクライマックスだった。ウルウル。
ボーンがその後、どこでどの様に生きたのか興味深い。
悪い奴は内部にいることが映画の世界では多いが今回はちょっとばれるのが早かった?
薄々感づいたとおりだった。
アクションが激しすぎてよく見えない
ボーンシリーズ第2作。 ボーンの先の先を読み行動する速さ、能力の高...
緊迫感あるストーリー展開
私は、これが一番かな。
写真は記憶を補完する
ジェイソンの冷静とストーリーのスピード感、素晴らしい!
続編が前作に匹敵するとか、超えてくる傑作だというのはそうありません しかし本作は続編の傑作です
ボーンシリーズ第2作
大ヒットした作品の続編は難しいもの
前作の蛇足になったり、無理やり継ぎ足したものだから、これって違う映画でしょとなってしまったりすることもよくあります
続編が前作に匹敵するとか、超えてくる傑作だというのは、ターミネーター2とかもありますが、そうそうありません
まあ、悪くはないけど、そんなもんかというのが大多数です
さらに続いてシリーズになっていくのは稀なことです
しかし本作はそれをやってのけた続編の傑作です
お話は前作とシームレスに繋がっています
原作があるにせよ、まるで最初から続編が予定されていたかのようです
しかし単独で本作から観たお客さんもそれなりに楽しめるように出来ていて、前作を観てないと何が何だかと置いてけぼりにはしない作りがお見事
本作は2004年公開、前作は2002年の公開
次回作は2007年になります
一方ミッションインポッシブルシリーズは、第1作が1996年、第2作は2000年、第3作は2006年の公開
両シリーズはどちらもCIA の非合法工作部隊のお話で、規格外のスーパー工作員を主人公にしているのも同じ
ミッションインポッシブルを反面教師として21世紀のスパイアクション映画とは何かを突き詰めてきたのがボーンシリーズだと言えると思います
特に第2作の本作はミッションインポッシブル2の惨状みたいにならないように練りに練って作られていることがヒシヒシと感じられます
ミッションインポッシブルはスパイ大作戦の実質的リブートではなく、本当はボーンシリーズを目指すべきだったことが、ようくわかります
そのミッションインポッシブルシリーズも第3作は、ボーンシリーズの大成功、特に本作を見て軌道修正を図って来ます
つまり両シリーズは互いに影響を受け合っているライバルシリーズと言うわけです
物語はベルリンからはじまり、インドのゴア、ナポリ、ミュンヘン、ベルリン、モスクワと移動します
しかも車か鉄道で移動します
スパイはこうでなくちゃ
熱帯のゴアと冬のベルリン、雪のモスクワの対比もエッジが効いています
そしてラストシーンは陽光の輝くNY です
素晴らしい終わり方で、これもヨーロッパと米国の対比が際立っており、物語をリセットしながら次回作への橋渡しになっています
今作では前作でキャラの立っていたニッキーや、CIAのやり手女性工作部長パメラ・ランディと女性を全面に押し出してきており、この時代感覚もなかなかのものです
特にパメラ・ランディのキャラ造形が素晴らしい!
年の頃は50代前半か
若い頃はすこぶるつきの美人だったのは間違いない
今でも美魔女ぽくて、本気出したらすごい綺麗なのも間違いなし
つまり20年から30年前、冷戦真っ盛りの007映画のような現場で、文字通り体を張って手柄を挙げて若くして抜擢され、出世を重ねてきた叩き上げです
その美貌を活かすだけでなく、頭も切れる、度胸もある、ガッツもある
そんな男以上の優秀さで数多くの工作を成功させ、いまでは特殊工作の部長にまで昇進している
CIAの中でも女性工作員の出世頭、伝説の女
そんな語られない彼女の背景が容易に想像できます
ラストシーンはその彼女がさらに出世しているようです
アクションも、カメラも、演出も、前作に続いて冴え渡っています
大満足です!
ますます次の作品が観たくなりました
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