サドン・デスのレビュー・感想・評価
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スーパー・ヴァンダミング・アクション!
1989年の「ダイハード」はアクション映画の革命を起こしたと言われており、それまで主流だったスタローン、シュワルツェネッガーの単純筋肉バカアクション(ほめてます笑)に終止符をうち、その後しばらく似たような作品が作られたうちの1本が本作で、簡単に言うとスタジアム版ダイハードです。
だが、亜流のほとんどが失敗作の中で、本作はアクション映画としてもヴァン・ダム映画としても成功してると言えるでしょう!
冷酷なフォス(パワーズ・ブースがいい!)に娘を人質にとられながらも、スタジアムの中を走りまわり敵を倒していくヴァン・ダム。
あまり強くない設定なので、格闘シーンは少なめでボロボロにやられながらも、元消防士の知識を活かし、小道具を駆使するのが面白い。
アイスホッケーの試合にフォスの身代金脅迫を上手く絡ませ、タイトル通りサドンデスに戦いがもつれこむ構成はお見事!
何があっても席を離れるな!という、父親との約束を頑なに守る息子に、トンデモ展開からのアイシテルのサインもグッとくる。
アクションだけでなく、親子の愛もしっかり描かれ、完成度ではヴァン・ダム映画の中でもかなりの上位に挙げられる作品です。
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