劇場公開日 1996年6月1日

「スーパー・ヴァンダミング・アクション!」サドン・デス たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5スーパー・ヴァンダミング・アクション!

2013年11月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

1989年の「ダイハード」はアクション映画の革命を起こしたと言われており、それまで主流だったスタローン、シュワルツェネッガーの単純筋肉バカアクション(ほめてます笑)に終止符をうち、その後しばらく似たような作品が作られたうちの1本が本作で、簡単に言うとスタジアム版ダイハードです。

だが、亜流のほとんどが失敗作の中で、本作はアクション映画としてもヴァン・ダム映画としても成功してると言えるでしょう!

冷酷なフォス(パワーズ・ブースがいい!)に娘を人質にとられながらも、スタジアムの中を走りまわり敵を倒していくヴァン・ダム。
あまり強くない設定なので、格闘シーンは少なめでボロボロにやられながらも、元消防士の知識を活かし、小道具を駆使するのが面白い。

アイスホッケーの試合にフォスの身代金脅迫を上手く絡ませ、タイトル通りサドンデスに戦いがもつれこむ構成はお見事!

何があっても席を離れるな!という、父親との約束を頑なに守る息子に、トンデモ展開からのアイシテルのサインもグッとくる。
アクションだけでなく、親子の愛もしっかり描かれ、完成度ではヴァン・ダム映画の中でもかなりの上位に挙げられる作品です。

たぁ〜ちぃん