ビッグ・フィッシュのレビュー・感想・評価
全86件中、21~40件目を表示
好き嫌い分かれそう
「この世界観にはまる」って人と
「いや意味わからんし退屈」って人と
分かれそう
ストーリーはほとんどほら話なので
最初見た時はちょっと退屈しましたが、
アリソンローマンのかわいさを確認するため後日もう一度見たら、
なんとなくハマってしまいました
ティムバートン好きなら見るといいと思います
昔見たのでうろ覚えですが‥
ティムバートンにしてはダークな感じじゃなく
けっこう明るい感じだった気がします
他愛もない家族のワンシーンが感動
ひさびさに再視聴したくなり。
作品の中から父への愛があふれていて何度も泣いた。
子供の父に寄せる思いや葛藤。疑い。
そして信じたい思い。
最後のシーンがもう泣けて泣けて。
父のためにストーリーを描く息子。
最高の生のエンディング。
素晴らしい!
ファンタジー ファンタジー ファンタジー
バートン節全開、でも、
もともとファンタジー物語らしいから、原作者の手柄なのか、大道具さんの手柄なのか、まあ結果的にはリラックスして観られてとても良い映画です。個人的には「フォレストガンプ」や「トゥルーマン・ショー」を観たあとみたいなフンワリ感がありました。蛇足すれば、独特のバートンワールドには奇相のブシェミ君がよく似合う。あとは大巨人とシャム双生児美女のあと引き感も気持ち良いです。
【法螺吹きだと思っていた父の話は、ボクとボクのお母さんに対しての愛溢れる話であった・・。】
ー ティム・バートン監督作の中でも、3本指に入る好きな作品である。 それは、死を前にした父から、幼き頃から聞かされてきた法螺話が実は、自分と母に対する愛溢れる真実の話であった・・、という設定が素晴しいからである。
子を持つ者であれば、幼き子供達に絵本を読んだり、空想の話をした方は多いであろう。
幼き子供たちは、眠い目をこすりながらも話に聞き入っていた・・。
その後、温かき子供達に囲まれて、眠ってしまった事は数知れず・・。
幸せな思い出である・・。 -
■感想(簡潔に)
1.ウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)は七カ月の身重の美しき妻(マリオン・コティヤール)を持つ幸せな男。
だが、”いつものように”父エドワード・ブルームに自分の結婚式に、散々聞かされたビッグ・フィッシュの話を招待客にされ、浮かない顔で会場を後にする・・。
2.ここから、場面は若き、エドワード・ブルーム(ユアン・マクレガー)が、ウィルに話して来た”法螺話”が繰り広げられる。
・片目の魔女(へレム・ボーナム=カーター:ティム・バートン監督作には、当たり前だが、欠かせません・・。)が見せる、夫々の人生の最期。
・体長、5Mの巨人との出会い。
・靴を履かない人々が住む町に迷い込む話。
・サーカスで、出会ったシャム双生児たちとの出会い。
3.ウィル・ブルームが、徐々に病に侵された父、エドワードとの確執を乗り越えて行く姿。
<ウィル・ブルームは、法螺話をしていたのではないのである。愛する妻サンドラ(ジェシカ・ラング)と出会う旅の話を愛する息子にしていたのである。
素敵なファンタジー作品であると思います。>
睡眠導入剤か?
評判が良かったため、この映画を見たが、まじで時間の無駄をした。どこが面白いのかわからなかったし、何度も寝そうになって、体を必死に動かして、眠気を覚まそうとした。
すやすや眠りたい人には、おすすめします。私にとっては睡眠導入剤のような感じでした。
心に息づくファンタジーの大切さ。
後の「パンズ・ラビリンス」「テラビシアにかける橋」「怪物はささやく」「バーバラと心の巨人」といった、心に息づくファンタジーが、それもまた人にとってのひとつの現実として大切なことを語ってくれる作品群の先駆けとなった作品。本作がこれらの作品群と一線を画すのは、後の作品群がかなり深刻な物語になっている傾向があるの比較して、相当に温かみを感じさせる作風になっているところ。ラストには幸福感に包まれるのが実に心地よい。
バートンの上品なファンタジー映画
荒唐無稽な会話で人柄の良さを通した父とその息子の奇妙な人生を描く、バートンのファンタジー映画。事実通りの味気ないお話より、驚きとユーモアのある物語に、人間の内面に潜む本音を浮かび上がらせた、ストーリーテラーの興味に染められたコメディー映画でもある。バートンのアクのある奇抜さは影を潜め、行儀のよい形で終始描く。ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー共に好演。
楽しく生きるための
童話のようなファンタジーな世界を冒険しているような気分にさせてくれる作品でした。
私はファンタジー映画はあまり得意ではないのですが、本作は舞台設定そのものがファンタジーなのではなく、舞台は普通の現実世界で、聞かされる昔話の内容がファンタジーのよう、という形なので観やすかったです。
更に普段のダークで不気味なイメージのティムバートン監督作品にも苦手意識があったのですが、本作は基本的に爽やかな雰囲気なので楽しめました。不思議な世界観だったり神秘的な美しさなど、映像も素敵でした。水仙のシーンは圧巻。
話の展開のさせ方も良かったです。荒唐無稽に見えて、後々の展開への伏線になっていたり、ずっとわくわくしながら見られました。
エドワードの昔話と現在を行き来しての対比も良かったですし、ラストに向けての話のまとめ方も美しかった。終盤は泣かずにはいられませんでした。
子供の頃はよくても、大人になってもずっと現実味のない話しかしない父親は、確かに疎ましく感じるかもしれませんね。自分の父親だからこそ。他人であればそのユーモアに好感を持つでしょう。ウィルの妻のように。ウィルもそんな父を嫌っていたのではなくて、ただ本当の父を知りたかっただけなのだと伝わってきました。そしてきっと子供の頃は父の話が大好きで、大人になってもずっとその話を覚えていたのだろうと。だからこその終盤の展開だったのだと。
普通の現実は大抵つまらないもので、楽しく生きるには非現実感や、未知のわくわく感が必要なのだと思います。本作を観て、私にとってはそれが映画なのかもと考えさせられました。
若いエドワード役のユアンマクレガーも良かったです。社交的で、少年のような心で行動していく様がぴったりハマっていました。笑顔が素敵。
サンドラ役のアリソンローマンもとってもキュートです。ふわふわなブロンドの髪がたまらない。
そしてノーザー役のスティーヴブシェミ。今回は詩人役だなんて珍しいと思っていたら、それだけでは終わらない。凄く笑えました。
わくわく感溢れる一方で少し考えさせられるところもある、温かく美しい作品でした。
ほっこり!本の物語のような父親の思い出の中で親子の絆が深まる
コンビニオーナー野寄観点では「幕の内弁当」のような映画です。
父親から聞かされる過去の話はいつも本に登場する物語のような、夢・幻の出来事。
いつしか信頼できなくなり距離を置いていますが、命が長くもたないかもしれない連絡を受けて、父親と正面から向き合い始めます。
父親が語る話は、周りから見ると楽しくてバラエティに富んだ「幕の内弁当」。
息子の目線はずっと冷えていて美味しく感じませんでしたが、温かい視点で見ると実は最高の味を持った父親だと気付きます。
私も父親としっかり話してみようかな。
ファンタジーアレルギーでも大丈夫
久々に観たけど、素直に誰にでも勧めることができる数少ない映画の一本な気がする。
ファンタジーを一切受け入れられないと考える面白みのない人種を除いて。
正直ファンタジーものが得意でない自分でも、これは楽しめる。
家族ものの良さももちろんだけど、お父さんの全てを楽しもうとする生き方ってすごい。
お父さんみたいに生きられたら幸せだよな、どうやったら自分は近付けるかな、と考えちゃうね。
凡人には、ちょっとわかりずらい
①病床にいる父と、母の電話で駆け付けた息子の話。
②父が語る昔話(これをユアンが演じている)。
この①②が行ったり来たりで、ついて行くのが難しかった。
②の話も、進行していくと思いきや「そうだこんなことも」って話し出すからまた行ったり来たり。
まさにティム・バートン監督マジック。
つまり①の父の「一生を語る」ストーリーになっているわけで。
昔の人ですから、戦争にもいき、いろんな事件に巻き込まれ。
不思議な集落に迷い込んで、サーカス団の一員にもなったり。
これをユアンが真面目な顔して演じているので、「きっとあったことなんだろうな」「でも眉唾物かも」って迷う。
反発していた息子だけど、「最後くらい本当の話を聞かせて」って頼むところが。つまりずっと信じていなかったんですね。
そんな夢物語のようなラストで、人々が集まる場面。ええ?!。
最後までキツネにつままれたような、不思議な1作でした。
プライスは?
エドワードがサンドラの思いにふけっている時にサーカスのゾウが脱糞をするシーンウケる
エドワードのホラ吹き話が彼の人生を彩り、また周りにも影響を与え、好かれていくのはロマンティック。
またブルームの息子ウィルが、父が死ぬまで彼の本当の話を知ることに向き合っていく姿勢もグッとくる。
この両者のもどかしい感じが絶妙に表現されているのが上手い
一方でこんなに暖かく優しい映画なのに、一人ロマンティックじゃない終わり方をした人物がいるやないか
最初観たとき学生時代に日陰に埋もれる青年がエドワードかと思って同情してたら違っており、あれれと確認したら彼めちゃくちゃ人気者で、じゃああいつ誰やねん!って観直すとドン・プライスでして
よう考えたら、エドはドンの彼女奪ってるしそれが原因でトイレで死亡したりで夢物語にしてもちょっとホッコリテイストの終わりにしてやれんかったんか
なんかいい感じに復活して最後の葬式とか出しとけば良かったのに。
銀行強盗のブシュミ
現実離れした空想話。その中には真実の話もあるのだが、何とか父の本音を探り出したくなった息子ウィル。そうした会話を傍らで聞く母親。ごく普通の家庭の一幕なのだが、病に伏した姿の父と母からは大きな愛情を感じられる。やがて父親になるほど大人になったウィルには、少年の面影と合理主義的な大人の一面とが交差しているのだ。こういう映画こそ大人のためのファンタジー映画なんだろうな。
俳優陣も演技派を揃えていて心奪われます。中でも母親ジェシカ・ラングとスティーヴ・ブシュミ、ヘレナ・ボナム・カーターは秀逸だ。個人的見解として、唯一浮いているのがマクレガーだったような気もするが、おとぎ話の中の主人公だからしょうがないね。
見所は、銀行強盗のブシュミ!「ランブリンマン」のBGMにも合っている。
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