ビッグ・フィッシュのレビュー・感想・評価
全122件中、81~100件目を表示
最後にもっていかれた
正直、かったるい内容だった。
映像美がどうとか監督がどうとか重視してないんで。
たがしかしっ!!
最後にもってかれてしまった。
あんなにホラ話を嫌っていた息子が、父の最期にあんな素敵なホラ話を語るとは。
最期に、息子の想いを受け取った父の心情を察すると込み上げて来るものがある。
そこまでの前フリだったんなら頷ける。
ただ、長い前フリだったなあ。
今ひとつ。。
喉が乾くわけだ。
ユアンマクレガーの冒険と社交に満ちた人生が父の語る父の人生。最後まで、どこまで現実でどこまで事実かはわからない。それでもまぁいっか、大事な事は人を幸せにする人柄、と教えてくれる作品。真実にこだわっていた息子も、父の人柄を見い出し理解し、ミイラ取りをミイラにするように、お話の中に父を還す。この最期を父は魔女の眼の中に見て、意外と感じたのだろうか。
息子が産まれた日、結婚指輪を飲み込んだ幻の大魚ビッグフィッシュ。最期が近づき、川に戻りたいのかやたらと水を欲しがるビッグフィッシュ。妻の若き日のアリソンローマンがとても綺麗。
鮮やかな黄色の水仙や巨人、サーカスの狼団長など、ティムバートン作品ぽさもあって、ウンパルンパも出ている。作品ごとにヘレナボナムカーターが七変化するのが好き。
今までで一番楽しく素敵なファンタジーの1つ。魔女や巨人とかなかなか...
観終われば涙、ただ溢れ続ける
ありふれていない心暖まる父と息子の物語
心暖まる映画。
バートン監督らしさ
ラストの美しさ。
親子愛!
ひねくれ者に贈るファンタジー
ちょっと前にTOHOシネマズの旧作企画で観ました。公開時にも映画館で観てます。もう10年以上前なんですねぇ…
10年ぶりですからほぼストーリーは忘れていました。
覚えていたのは老夫婦がバスタブに着衣のまま浸かって寄り添うシーンと、黄色い花畑のシーンのみ。
バスタブのシーンがとにかく印象深く、涙が溢れるシーンでして、今回も涙がこぼれました。私の泣きのツボとして、長年連れ添った老夫婦が体に触れ合いながら愛を語らうシーンというのがあり、正にそれでして、ここは堪えられないのです。数は少なくてもこの世のどこかにはきっと続いてゆく愛もあるという、希望を見出しているようです。
他のシーンでも今回はかなり泣いてしまいました。理由はよくわかりませんでした。
わたしはどちらかといえば、父のホラ話を嫌う息子に考え方が近いのです。ホラばかりで本当のことを話さない父を疎ましく思う気持ちがよくわかります。
でも、老父が話すホラ話は楽しいのです。色鮮やかな世界に息を飲み、切なくなるのです。ユアンマクレガー演じる若い父がとても魅力的に思えます。私は一体どうしたのかと、観終わって以来しばらく考えていました。
考えた結果、このように思い至りました。
現実世界はつまらないし悲しいものです。正に絶望の世界です。誰に言われるでもなくわかりきっています。昨今はニュース番組を観るだけでも苦しくなります。
だからこそ、楽しくて美しくてユーモア溢れる空想の世界を、本当だ!見てきた!と語る老父を、嘘だと知りながらも私は心底信じたいのではないかと。
ひねくれた話ですが、現実を見ない夢見がちな風潮を拒んでいるからこそ、こっそりとファンタジーを、欲しているのだと思います。ひねくれてしまった大人にこそ、ファンタジーが必要なのです。
10年前の鑑賞時よりも、2015年の鑑賞の方が強く心に沁みました。
それはより厳しい現実にさらされ、乾いた心にうるおいを補給したいという無意識の仕業でなかったか、と思っています。
ラストで息子が、あんなに父のホラ話を嫌っていた息子が、自ら父にホラ話をしました。父の死に方を、豊かに、この上なく幸福に語りました。あれが真実だと信じていたいし、信じる限り真実なんだと思いました。
ビッグフィッシュをみた数日後にビッグアイズを見ていまして、ビッグアイズも良かったですか、やはりティムバートンには作り込んだファンタジーが似合うなと思いました。
ビッグアイズも良かったですが、断然ビッグフィッシュ派ですね。あとはヘレナボナムカーター…
別れちゃったのショックです。
全122件中、81~100件目を表示