ビッグ・フィッシュのレビュー・感想・評価
全121件中、81~100件目を表示
喉が乾くわけだ。
ユアンマクレガーの冒険と社交に満ちた人生が父の語る父の人生。最後まで、どこまで現実でどこまで事実かはわからない。それでもまぁいっか、大事な事は人を幸せにする人柄、と教えてくれる作品。真実にこだわっていた息子も、父の人柄を見い出し理解し、ミイラ取りをミイラにするように、お話の中に父を還す。この最期を父は魔女の眼の中に見て、意外と感じたのだろうか。
息子が産まれた日、結婚指輪を飲み込んだ幻の大魚ビッグフィッシュ。最期が近づき、川に戻りたいのかやたらと水を欲しがるビッグフィッシュ。妻の若き日のアリソンローマンがとても綺麗。
鮮やかな黄色の水仙や巨人、サーカスの狼団長など、ティムバートン作品ぽさもあって、ウンパルンパも出ている。作品ごとにヘレナボナムカーターが七変化するのが好き。
今までで一番楽しく素敵なファンタジーの1つ。魔女や巨人とかなかなか...
今までで一番楽しく素敵なファンタジーの1つ。魔女や巨人とかなかなか深くて考えさせられることもあるけど、全体の感想としては楽しい映画。それでもやはり知的な映画でもあると思う。自分の中ではかなり好きな映画。
観終われば涙、ただ溢れ続ける
涙なしでは観ることができないファンタジー
映像がおぞましいほど綺麗なのはさすがのティムバートンといったところ。
ときたま現れるダークな空気も健在。彼らしい。
ティムバートンらしい要所要所のビビッドカラー多用はないものの、作品の雰囲気に合わせた柔らかい空気感が画面に広がる
ぜひコレクションに加えていただきたい作品
ありふれていない心暖まる父と息子の物語
味のある作品。確かに、いい大人となった息子にはうざい父だろうが、ラストにはしっかり感動が待っている。大人が楽しいファンタジー?出会う人々のキャラ(というか、ズバリ顔)が印象的なのは助かった、再登場の際にすぐわかるから。
心暖まる映画。
友人からオススメされて観てみました。ティムバートン監督作とのことで、少しワクワクしながら見ていました。見始めはちょっとだけ退屈してしまいましたが、巨人が出てくる辺りですごく楽しくなってきました。予想が出来ない波乱万丈なお父さんの人生に終始楽しませていただきました♪ 素敵な親子愛に、最後の終わり方も本当に良かったです。観ていてすごく幸せな気分になりました^^ また時間があったら観たいです。
鑑賞中何度観るのを止めようかと思いましたが、最後まで観て良かった。...
鑑賞中何度観るのを止めようかと思いましたが、最後まで観て良かった。
優しくて暖かいラストに思わずほろり。
アリソン・ローマンがとても素敵だった。
バートン監督らしさ
すごく暖かい作品。
でも自分の中でまだなんだかわからない部分があるから、もう一度見たいなぁと思ってる。
ティムバートンらしくないとたまにレビューで見ていたので、どうなんだろうかと思ってたけど、確かにはっきりとした異様な映像というものは見えなかったけれどこの映画のところどころに不思議な感覚を与えてくれるなにかがあった。そしてどこか恐怖を感じる、それがティムバートンの作品というイメージになってきている。
ビッグフィッシュ=ホラ話
という。前提が頭に入ってなかったので、この評価なのかもしれません。
肝心の内容自体は大半が面白くはありません。最後の最後に親子愛が見られるというもの。
うーん。でも見てよかったと思います。
ラストの美しさ。
人生、ユーモアが大事ってつくづく思う映画です。
「面白きこともなき世を面白く」できる人には、自然と皆がついてくる。
最後で、息子もお父さんが何故作り話ばかりしてたか、理解できたんでしょうね。
あんな綺麗で穏やかな死のシーンは初めて見ました。泣きました。
親子愛!
父親のする話は嘘なのか真実なのか、大事なのはそこではなくて、父親なりの愛情をずっと注いできたということ。ユーモアは沢山の人を魅了する。想像力と多くのコミュニケーションは、人生を豊かにするためになくてはならないもの。親子の愛を感じられる作品で良かった。きっと、父親の話しは将来も語り継がれて行くんだろうと思った。
ひねくれ者に贈るファンタジー
ちょっと前にTOHOシネマズの旧作企画で観ました。公開時にも映画館で観てます。もう10年以上前なんですねぇ…
10年ぶりですからほぼストーリーは忘れていました。
覚えていたのは老夫婦がバスタブに着衣のまま浸かって寄り添うシーンと、黄色い花畑のシーンのみ。
バスタブのシーンがとにかく印象深く、涙が溢れるシーンでして、今回も涙がこぼれました。私の泣きのツボとして、長年連れ添った老夫婦が体に触れ合いながら愛を語らうシーンというのがあり、正にそれでして、ここは堪えられないのです。数は少なくてもこの世のどこかにはきっと続いてゆく愛もあるという、希望を見出しているようです。
他のシーンでも今回はかなり泣いてしまいました。理由はよくわかりませんでした。
わたしはどちらかといえば、父のホラ話を嫌う息子に考え方が近いのです。ホラばかりで本当のことを話さない父を疎ましく思う気持ちがよくわかります。
でも、老父が話すホラ話は楽しいのです。色鮮やかな世界に息を飲み、切なくなるのです。ユアンマクレガー演じる若い父がとても魅力的に思えます。私は一体どうしたのかと、観終わって以来しばらく考えていました。
考えた結果、このように思い至りました。
現実世界はつまらないし悲しいものです。正に絶望の世界です。誰に言われるでもなくわかりきっています。昨今はニュース番組を観るだけでも苦しくなります。
だからこそ、楽しくて美しくてユーモア溢れる空想の世界を、本当だ!見てきた!と語る老父を、嘘だと知りながらも私は心底信じたいのではないかと。
ひねくれた話ですが、現実を見ない夢見がちな風潮を拒んでいるからこそ、こっそりとファンタジーを、欲しているのだと思います。ひねくれてしまった大人にこそ、ファンタジーが必要なのです。
10年前の鑑賞時よりも、2015年の鑑賞の方が強く心に沁みました。
それはより厳しい現実にさらされ、乾いた心にうるおいを補給したいという無意識の仕業でなかったか、と思っています。
ラストで息子が、あんなに父のホラ話を嫌っていた息子が、自ら父にホラ話をしました。父の死に方を、豊かに、この上なく幸福に語りました。あれが真実だと信じていたいし、信じる限り真実なんだと思いました。
ビッグフィッシュをみた数日後にビッグアイズを見ていまして、ビッグアイズも良かったですか、やはりティムバートンには作り込んだファンタジーが似合うなと思いました。
ビッグアイズも良かったですが、断然ビッグフィッシュ派ですね。あとはヘレナボナムカーター…
別れちゃったのショックです。
わからない人にはわからない
とても不思議な世界観でした
わからないとずっとわからないのかな
嘘のような本当の話と本当のような嘘の話が織り混ざって、いろんな感覚を覚えました
あんなお父さんになりたいです
おとぎの国の家族物語。
大好きな名作を、銀幕で観られる喜びに尽きた一本。
中身内容については、今更言わずもがな。
個人的な好きを除いて、ティム・バートン監督の、全世代に向けての最高傑作。
ただ…
なんか正直、今回は泣けなかったのは…
今の私の心が風邪気味なのだからか!涙
「家族」を思える方は必見の、映画文化遺産に遺る作品。
全121件中、81~100件目を表示