劇場公開日 2004年5月15日

「凡人には、ちょっとわかりずらい」ビッグ・フィッシュ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0凡人には、ちょっとわかりずらい

2019年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

①病床にいる父と、母の電話で駆け付けた息子の話。
②父が語る昔話(これをユアンが演じている)。

この①②が行ったり来たりで、ついて行くのが難しかった。
②の話も、進行していくと思いきや「そうだこんなことも」って話し出すからまた行ったり来たり。

まさにティム・バートン監督マジック。

つまり①の父の「一生を語る」ストーリーになっているわけで。
昔の人ですから、戦争にもいき、いろんな事件に巻き込まれ。
不思議な集落に迷い込んで、サーカス団の一員にもなったり。
これをユアンが真面目な顔して演じているので、「きっとあったことなんだろうな」「でも眉唾物かも」って迷う。

反発していた息子だけど、「最後くらい本当の話を聞かせて」って頼むところが。つまりずっと信じていなかったんですね。

そんな夢物語のようなラストで、人々が集まる場面。ええ?!。
最後までキツネにつままれたような、不思議な1作でした。

ゆき@おうちの中の人