「攻殻機動隊のラストと同じ構図だ!!(少し嬉しい)」アヴァロン(2000) よしさんの映画レビュー(感想・評価)
攻殻機動隊のラストと同じ構図だ!!(少し嬉しい)
フルダイブ型シューティングゲームの中に取り込まれた「戦友」を探す主人公の物語。
鬼才「押井守」初めての実写映画ですね。
フルダイブ型ゲームを舞台にした物語は多くありますね。アニメやライトノベルでは定番で、中でも「ソードアートオンライン」は高い人気を誇っていますし、ハリウッドでも「レディ・プレイヤー1」等が製作されています。でも、前者が刊行されたのは2009年。後者は2018年。
このアヴァロンは2001年に公開されていることに、押井守の先進性を感じざるを得ません。
モノクロ調とフルカラーの使い分けが良いですね。「ビューティフルドリーマー」の現実と夢。「パトレイバー2」の現実と虚構。押井守の世界観の描写が秀逸で印象的です。
ただ、評価はそれだけ。映画としては、恐ろしくつまらない映画です。
ゲームの説明をすることに一生懸命で、その説明が長く物語にテンポが生まれません。その説明があっても分かり難さを感じることが、なおさら致命的。
アクションも大したことはなく、面白い・・・と感じる要素がありません。
私的評価は極めて厳しめです。
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