アメリのレビュー・感想・評価
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ワクワクさせてくれる
ずっと前に観たけど内容ほとんど忘れてたのでリマスター版公開ということで映画館に足を運ぶ。アメリの空想の世界が面白くて、各キャラも一癖あって見ていて楽しい映画。パリの街並み、アメリのかわいいお部屋やファッションも映画に色を加えている。
幼少期に友達との交流なく育ち自分の世界だけで生きてきたアメリが好きになった男性に不器用ながらも近づこうとする姿に、気づいたらがんばれー!と応援しながら見ていた。
とにかく最初から最後まで話の展開が読めなくてワクワクが止まらない楽しい作品。
ブラックなロマンティックコメディ
アメリがスプーンを手にしたポスターが有名なこの作品、じつはまだ一度も見たことがありませんでしたので見ることにしました。
そもそもどんなジャンルで、どんな内容でどの国の映画なのかも全く知りませんでした。
ジャンルとしてはロマンティックコメディとのことですが、これは完全にマニアックなブラックユーモアがあふれていますね。
出てくる登場人物がみんな個性的かつ癖が強い人ばかりで、ちょっと怖いなと感じる事も結構ありました。
というかアメリはこんな男が好きなのか?
自分だったら無人の証明写真機に捨てられた他人の写真をあさる人なんて嫌ですけどね。
アメリが可愛かったので星+0.5です。
変人映画
公開当時オシャレ映画として売られ、若者を中心にヒットした本作
当時ギリギリ若者だった自分は「こんなしゃらくせー映画観るか!!」とスルー
あれから約二十年、齢半世紀となり今回初鑑賞
結構変な映画ですよね、下ネタ多いし
小学生の娘とお父さんが仲良く観る映画では決してないと…(前の席の親子ですけどね)
当時「アメリ現象」を引き起こしただけのパワーはあるなと(デリカテッセンやエイリアン4の監督ですし
ロストチルドレンは未見)
ただ、変人映画ですよ
生きづらさを感じている人に。。
ここの所観たい新作と相性が悪い。
場所と時間がことごとく合わずで泣いています( ; ; )
そんな中、ジュネ監督監修のデジタルリマスター版でリバイバル公開された本作を、久〜〜しぶりに劇場で鑑賞してきました。
(でも、デジタルリマスター版??
違いがわからない女ですまない
Σ('◉⌓◉’) )
2001年、日本のみならず、世界中で社会現象となった本作。
ミニシアターからのロングヒット!
解説本にスタイルブック、サントラなど続々とリリースされていましたよね。
私も今はなき「シネマライズ渋谷」で並びました〜!
スペイン坂を登ると見える独特の建物。地下に吸い込まれていく人々はみなオシャレで、憧れたなぁ〜♡
ヒールだとすっ転びそうな階段を、
そろりそろりと降ったものです。
「レザボア」も「トレスポ」も観に行った大好きなミニシアターでした。
私の中で「アメリ」とシネマライズ渋谷は切り離せない二重の思い入れがあるので。。
青春時代を思い出しました(^。^)
(遠い目。。。)
クリームブリュレのおこげをスプーンで割るのも真似しましたw
さてさて、
映画ファンなら1度は聞いたり観たりした事があるであろう本作。
ストーリーは言わずもがな。。
全てにおいてヴィジュアルが魅力的!
やわらかさ、あたたかさを感じる照明の色味。
赤と緑のコントラストなど、美的感覚に対する強いこだわりを感じるのは、フランス映画っぽい!
ポスターに特化して言うと、
日本verは、
アメリの部屋の赤い壁紙を基調とした物で、ベッドで「何か」を見ている
アメリ(A・トトゥ)が映っている。
「エリザベスカラーをした犬」と
「オシャレしたアヒル」の絵画が飾られ、いちいち素敵でカワイイ(^。^)
(本編のシーンも可愛い♡)
一方、本家フランスverは、
意味あり気なアメリの笑みのアップで背景はグリーン。
西洋で緑は「不安定」「不確実」などの意味があるそうで。。
なるほど、ジュネ監督のこだわりを感じます。
そして共通して「幸せになる」というワードが表記されています。
そう!その通りで、この物語は、生きづらい人々を肯定する♪ってメッセージが込められていると思うんです。
マイノリティな人々(勿論、マジョリティもそうですが)に生きる勇気を届ける作品です。
((でも、良く考えると、この映画はまともな人が誰一人出てこないから、アメリの世界では、マジョリティがマイノリティ??w))
公開当時よりも多様性について論じられる機会が増えた現代。
生きづらさを感じている人々に届いて欲しい作品です。
全てのキャラクターのチャーミングさは歴代NO1かも!?!?
ありのままの、そのままの、自分で、いいんやで♪
世界が地獄になっても
公開は2001年だけど設定は1997年。ユーロもまだ導入されていない。通貨はフラン。
今、観ると隔世の感のある映画。移民が出ていない。カフェやポルノショップの店員といった仕事はこのあとどんどん移民に奪われてアメリやニノのような発達障害っぽい人たちがパリで職を持ち部屋を借りて食べていくのはかなり難しくなっていく。
犯罪が増え、テロも発生し、食料品店のご用聞きがアパルトメントの各部屋のカギを持っているなんてのんびりした話は遠い昔のことになった。
アメリが暮らしているアパルトマンやカフェのコミュニティの中で彼女が果たしている役割はトリックスター的。民話や神話に出てくるいたずら者で、例えばシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の妖精パックみたいな。だから恋の中継ぎもする。でもトリックスターは同質の文化、社会の中でしか活躍できない。分断された社会の中では人々が共有する文化的装置として棲息できないのです。
久しぶりにこの映画を観て、アメリのいたずらやたくらみに、昔のように感動できない、共感できないのは、最早それがどうしたって絵空事であることを知ってしまったからなのでしょう。その意味で世界は地獄に向かっている。
でも、最後の5分間、アメリの恋が成就する輝かしいシーンは。美しく感動的な恋人たちの時間は。永遠にフィルムに焼きつけられている。たとえ地獄にいるのだとしてもこの素晴らしいシーンを糧にして生きていきたいと思うのです。
終始アンティークレトロな雰囲気が可愛い
デジタルリマスター盤公開日ということで映画館で鑑賞。
昔観た覚えはあるがあらためて観るとこんなに可愛いセピア色の絵本のような映画だったけ、と感動。
色合いもロケ地も小物などのセットも、全てがレトロでめちゃくちゃ可愛い。
監督のセンスが光ってる。
とにかく可愛いものが好きな女性は観て損しない映画である。
男性も楽しめるシーンも?
ところどころ詩的な名言のようなセリフもたくさん出てくるので後でネットでおさらいして本にメモしよう。
自分ももっと人生にぶつかろう。
グッズが売ってたら絶対欲しかったのにさすがに復行上映ではないか。。
いや〜DVDレンタル半額日の日に50円で観れるからどうしようかと迷ったが、やっぱり劇場で観るのは違う、とても良かった。
このアメリの働いていたカフェ“ドゥー・ムーラン“やモンマルトルに実際に足を運んだ思い出が蘇ってきました。
殺し合う映画とかよりも心がぱぁと晴れて気分がいい。
独特の世界観が最高!元気をもらえます!
軽快な音楽とテンポで展開される
独特の世界観が最高です@
ちょっと風変わりな変人のアメリや
ちょっと変な癖を持つ登場人物たちが愛おしい。
仕事で怒られる
パートナーがいない
こんな自分は嫌だ
恋人と喧嘩した
チャンスを逃した
失敗してばかりだ
親を亡くした
なかなかうまくいかない
当人の私たちからしてみれば、
悩み苦しみ迷い辛い場面ですらも、
この映画では、すべてがポジティブに見えてしまう不思議。
これは、もはや魔法!?
意図的に、全ての悲観が取り払われているのだなと、感心せざるを得ませんでした。
最後の最後で余計な一言を言ってしまうリュシアンは
わたしそのものでした。
この映画を見ていると、
「変な自分でもいいんだよ」と、
許し受け入れられる気がします。
夢を見て、内気なまま暮らすのも権利だが、
人間には人生に失敗する権利がある
決して主人公になると思えなかった
世の中に埋もれた多くの変人たちを
見事に主人公に仕上げた素晴らしい作品です。
今までみた映画の中でもかなり上位。
とても元気をもらいました!
フランス映画を観よう会(^^)
仲間と『フランス映画を観よう会』をしよう!と、観ていく中で、最後に観た映画。
当時『ハリー・ポッター 賢者の石』が同じ位の時期に公開されており、比べられるものではない作品を比べる羽目になった💦若い時って、こーゆー不毛な事したりしまして💦
私はフランス映画がどうも肌に合わなかったのですが、カラフルなところや、場面展開がオシャレなところは面白いと興味深く観ましたが、やはり自分の中では『ハリー・ポッター』には敵わなず、眠くなってしまいました。
一緒に行った仲間達は『アメリ』を好きな様で、キャッキャッ大盛り上がりでした。
皆で映画を観に行ったのはいい思い出です😊
個人的傑作!
この作品は見る度に感じ方が異なって来るのが面白い。妄想は誰でもするものだが、そのおかしさを映像として表現し、ここまで魅力的なストーリーに仕上げたのはすごいことだと思う。ファンタジーの世界にいるかのような街並みに個性豊かな登場人物、毎日刺激的なことがあって滑稽だけれどどこか物悲しい。バラバラな要素がごっちゃになってちょっとずつ繋がっている感覚がこの作品を見る上での楽しみの一つだと思う。主人公の髪型が可愛い
風景に匂いを感じることができる稀有でキュートな作品。
独特な感性を持つ主人公が
内に閉じ込めた自分の姿を
次第に開花させていく姿は
喜びと愛に満ちている。
彼女の姿と風景に匂いを感じる。
この映画を好きな人は多い。
恋や愛、生活スタイル、色彩、
そのそれぞれが愛くるしく
「おもちゃ箱に入れた奇跡」
そう思いたくなる。
※
純愛
純愛物語。でもけっこう過激なシーン多め。
性格が良い2人だったから見てスッキリするけど何か物足りない。
「チャンスがあればすぐに飛び込む」ことが大切だと思わされた。チャンスとは意外と少なくて、すぐに去ってしまうものである。
アメリが運んでくれる幸せ
現実に対峙できないアメリを、自分の娘のように愛おしく感じてしまいます(娘はいないのですが)。同時に、恋人のようにも、そして自分自身のようにも思えてしまうのです。それは、ガラス男の心情と重なるのでしょう。
何度もくり返し観たこの映画ですが、いつからかニノと静かに交わすキスの場面で、涙がこぼれそうになる、ようになりました。いい齢こいて、とも思うのですが、いい齢になったからこそ、そうした気持ちになるのかもしれません。
そんな美しいキスは、『僕と世界の方程式』とこの『アメリ』でしか、知りません。自分と相手の弱さを受け入れる者同士の営みには、その哀しみを知る者だけが理解できる救いがあるのです。
ルノアールの絵『舟遊びの人々の昼食』が登場する
題材は、アスペルガー症候群の女の子の初恋の話だと思う。
健気でかわいい。しかし、それだけでは無い。
ルノアールの絵『舟遊びの人々の昼食』が登場するが、その絵の様に、しっかりと映画の中のキャラクターが描かれている。そして、それぞれのキャラクターの結末が、矛盾なくはっきりと描ききっている。アメリは、この絵の中の水を飲みながら、誰かを見つめる少女だと感じた。映画の中の台詞『この子だけ描ききれていない。絵の中心にいるのに、どこかの違う所にいるみたい』アメリは答える『この子だけ違うのよ』絵をよく見るとその少女がアメリに見えてくる。また、みんなの目線も、実は交差はしていないのに気づく。この映画、傑作だ。
初見は、多分2002年の頃でストーリーを忘れる位感動しなかった。
どうしてだろう?
『脳細胞の数が全宇宙の原子の数よりも多い』本当か?
脳細胞も宇宙の原子に含まれる訳だから、違う事はすぐ分かる。しかし、何故そんな事言ったのか?それが気になる。アメリの仕掛けた『罠?』いやいや『矢印?』
主人公の作り込みがなによりも魅力的。
○作品全体
何回かこの作品を見ているが、今までの視聴体験で印象に残っていたのはパリの風景と赤色の鮮やかさ、一風変わった登場人物たちとその紹介の仕方だった。どれもあまり触れたことのないもので、特徴的で、なにより存在感があった。
今回改めて見直してみると、アメリという登場人物の作り込まれ具合に魅了された。
まず彼女が勇気のない女性になってしまった要因の描き方が面白い。父母の教育や心臓病と決めつけられた過去という、アメリが影響された出来事ももちろん大きいが、個人的に膝を打つ要素は両親共に「好きなことが自分の鞄や道具箱を一度出して綺麗にしてまたしまう」だったことだ。これは自己の世界を自分で展開し、それを総浚いし、また自己の世界に大切に格納する行為だ。妄想好きで、他人への干渉も一人で完結させてしまうアメリを一言で象徴するような「好きなこと」だ。単純に遺伝とも言い難いが、そんな父母のもとで育ったアメリであるならばこういうことをするだろう、という筋道が立てられていると感じた。
大人になってさまざまないたずらを仕掛けるアメリ。その行動は奇妙で独特だが、いたずらをする根底には「周りの人が喜んで欲しい、良くなってほしい」と思う感情。コリニョンへのいたずらもリュシアンを不憫に思って始めたことだ。中盤で多くの時間を割く諸々のいたずら自体は破天荒だが、行動の理由が明確であるところに、この作品のキャッチーな部分を垣間見れる。そしてそういったアメリがいたずらする理由の分かりやすさが、アメリという人物を知る上で非常に大事な役割を担っていた。
そして終盤、アメリとニノの「いたずらの攻防」もシンプルに恋する感情の表現に繋がっている。その内容が特殊で、ついそっちに目がいってしまい本質を掴み辛くはあるが、アメリの行動理由に着目すれば「内気な女の子のラブストーリー」なのだ。ただ、その骨組みをカラフルに、大胆に、鮮やかにデコレーションするとアメリという登場人物が出来上がる。
登場人物の作り込まれ方は、骨組みの堅実さと派手な装飾のバランス…これが絶妙で成り立っていた。
○カメラワークとか
・行動理由のわかりやすさ、といえば効果音やカメラワークにも触れたくなる。わかりやすいのはわかりやすいのだが、アメリの行動にはアクションが少ない。アクションは起きる時、そこにアメリはいないか、遠巻きで見ているだけだからだ。そこでアクション要素を強める一因として効果音やカメラワークが使われていた。例えばアメリが電車で移動するとき、電車の音は異常に大きく、カメラは倍速で撮られるうえにブレが激しい。行動そのものは地味だが、この演出によってアメリが隠し持っている情熱の大きさが伝わってくる。アコーディオンの柔らかなメロディと相反した画面がまた情熱の大きさを助長させる。この表現が素晴らしかった。
・作品冒頭のガウスの使い方もオシャレだった。過去の景色のフラッシュバックという意味もあり、暖かい空気も感じる。アメリが懐かしさに触れている、と言った感じだろうか。
○その他
・普段アメリがいたずらするシーンで流れるBGMは「LA VALSE D'AMELIE」。「アメリのワルツ」という意味。ただ、特別なシーン…例えば証明写真機の前にいるニルへ初めて声をかけようとするシーンなどでは「L'AUTRE VALSE D'AMELIE 」、「もう一つのアメリのワルツ」が流れる。アメリの普段の生活では味わったことない感情に触れた時に「もう一つ」の方が流れる。隠されていた感情が表に出てくるような、そんな印象と合致するBGM名だ。
・アメリ役のオドレイ・ドトゥの黒目が結構怖い。ホラーっぽい目線の送り方は奇妙というよりホラー…と感じてしまった。
・レコーダーでジーナの行動を記録するジョゼフがツボだった。得意顔でレコーダーに話しかける姿が気持ち悪くもあり滑稽で面白いキャラ付けだった。
何度も何度も観たくなる色褪せない名作
この独特な雰囲気、音楽、ファッション、登場人物…
この映画とにかく大好きで、初めて観たのは中高生の時だったかな?20代になった今も定期的に観ています。
見始めたらアメリの世界観に一気に引き込まれます…
アメリの可愛いさ、ニノとの掛け合い、周りの人のドラマ、ちょっとクスッとなる感じが見ていて楽しいです。
最後の2人のシーンは特にお気に入りで胸がヒュンヒュンします😫
この映画を観た後によく私も頭の中で良くナレーションしてました😂
「好きな事は〇〇、嫌いな事は〇〇」ってww
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