アレックスのレビュー・感想・評価
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終わりから始まる構成と聞いて、ギャスパー・ノエであることを甘く見てた。
おい、待て、消火器はやめろ…。それは頭部を粉砕するために設置されてるわけではないぞ。なぜ映画の中の消火器はああも鈍器として使われやすいのか。
前半の危険地帯をどう持ちこたえるか。パーティまで何とか頑張れ。最後は心穏やかに終われる。ところが後日、どうも粉砕したのは人違いで真犯人はもう1人の方だったと知り、余計に嫌な感じになる。これ時系列順だったら鬱エンドもいいとこだが。2003年劇場公開時鑑賞。
やっぱりやったか、時系列順。
何も知らないで見ました。。。
R18ということで多少の不安はありましたが。ネットで「メメント」に興味を持った人が他にもこういう映画がある、とこの作品を上げていたのでレンタルDVDで借りました。。。そうでなければ最初の2,3分で見るのを止めてました(--;。画面が横になったり斜めになったり、そういう意味でも気持ち悪くなりそうでしたが、とにかく暴力描写(レイプシーンを含めて)がやたら長く、こちらでも気持ち悪くなりました。でもほかの人のコメントを読んで現実にはもっとひどいことが起きていて、しかも元には戻らない、そういうことを伝えたいということなら、ということで星を一つ追加しました。しかし。ホモの人から抗議の声は上がらないのでしょうか?ホモの人への偏見がひどい映画のような気がします。
元にはもどれないことの残酷さ。
現代が「Irréversible」元にはもどれない状態ということかな。「アレックス」という邦題はひどすぎます。
タイトルが示すとおり、起きてしまったどうしようもないことに対して復讐し、その復讐がまた取り返しのつかないことになるという負の循環、すべてが破壊されていく理不尽さのようなものがテーマのような気がします。試みとしては面白いんですが、「暴力、レイプ=もっとも醜いもの」という系図で物語が作られていて、その辺は単純すぎかなあと思います。いや普通に見ればそれで十分なんですが、個人的には、単純な悪よりも精神的で恐ろしいものが見たかった。フォン・トリアー監督のドッグヴィルで見たときのような、ダイレクトな地の描写ではない、精神的トラウマの要素が入ればさらによかったと思います。あの映画は鑑賞後3日くらい安眠できなかったです。
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