イーオン・フラックスのレビュー・感想・評価
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女神さまシャーリーズ・セロン
よくあるようなストーリーで、そのストーリーにはまることもなく面白いとは思えなかったけど、とにかくひたすらシャーリーズ・セロンが美しい!
立ってるだけでも動いていても、アップでも全身でも、その美しさだけでこの作品が成り立っているように思えました
シャーリーズ・セロンが美しい、これだけです
シャーリーズ・セロン七変化
作品ごとに違うキャラクターを作り上げ、肉体的なアプローチからそれを表現していく女優、シャーリーズ・セロン。ただのブロンド美女から、実在の殺人鬼まで、見事に扮し、抜群の存在感を見せつける圧倒的なパフォーマンスは、他の誰にも似ていない彼女だけの特技でしょう。
中でもこの映画は、フィジカルな要素が強く、原作のあるコミックとはちょっと信じられません。セリフが極端に少なく、説明不足な印象も受けますが、世界観は独特の色合いで、引きこまれます。さほど話題にもならなかったのが残念ですが、数あるスーパーヒーロー映画の中でも、変わり種。ディストピアに生きる強い女性を描いたような題材は、この映画がはしりと言ってもいいんじゃないでしょうか。
2018.5.24
ただただ美しい
当時から観たいなぁ~とは思っていたけど、テレビでチラ見した時に期待していた感じの雰囲気とは違っていて、なかなか通して観る機会を逃していた作品。
印象としては、シャーリーズセロンがただただ美しいと感じ、それに尽きる作品でした。
とにかく、ポージングに一瞬も気を抜いていない…
ある意味プロ。ハリウッドきっての美しさはこういうことかと。
ストーリーは正直つまらなくて盛り上がりもひとつもない。
安易に運命性を表現しようとして、管理者がイーオンのDNAを残し、「強いから」とか「きっと見つける」とか言っていたけど、そう感じさせる背景が描かれないのでこじつけに感じました。当事者がやっと対面して、フラッシュバックするので過去に繋がりがあるのはわかるけど。
テーマも終盤にやっとわかるけど、この映画のメッセージとしてはとてもいいことを取り上げているのだけど、話の進め方や人物の背景が薄すぎて深く心に刺さらない。もったいない。。
シャーリーズだけではなく、衣装や桜の風景など美しいと 感じるところは多々ありました。
思えば、当時はCGが当たり前になって、近未来を描いている作品が多く、話よりもビジュアルをスタイリッシュに表現している作品が多い風潮にあったような気もします。
個人的には、機械的に美しいシャーリーズも好きだけど、自分の過去を知り表情が少し柔らかさを伴ったシャーリーズの方が好きです。なので、同じ強いシャーリーズでも、この作品よりハンコックの方が断然好き。人間的な演技も大変素晴らしい役者さんなので、やっぱりもったいなかったかな。
ワゴンセールで980円の洋ゲー感!!
潜入ミッションが度々あるものの、それぞれ何の為のミッションか良く分からないので、全部同じに見えて退屈でした。敵幹部の男性が多く、皆同じに見えました。ストーリーの進度が遅く、中盤過ぎに男性が背景を一気に説明するので、オイと言う感じでした。アクションもカットが多くて観辛く、集中砲火の中を走るだけで雑です。「リベリオン」を大幅につまらなくした感じで、「コロナ後にイオンシネマで観たい!!」というタイトルで書きたかったですが、折角セロンを起用したのに画面が安っぽく、終盤に会話で状況を説明するだけで微妙な映画でした。序盤の、針の芝生は残虐で良かったです。
非現実すぎて。
圧倒で、ついてけなかったぁ-
シャーリーズさんは、終始、綺麗でカッコよくて、スタイルフォルムが素敵で、アクションも素敵で…。うっとり。
映画とゆうより、一つのPVの様な。
あえて、最後に、
人は死があるから、生きる意味がある。
そういったメッセージの映画だったのかな。って、
噛み砕いて吸収した。
確かに、死は、辛いけど。死のない世界は、
本気に今を生きれないかもだもんな。
人間らしく。
英会話スクールや、最近銀行業へ参入した巨大企業が協賛してるかと思っていましたが、関係なかったようです。
CGを駆使したスピーディな展開で魅せてはくれましたけど、『キャットウーマン』の二の舞にならないだろうかと心配していました。しかし、演技が素晴らしかった『スタンドアップ』でもコンビを組んでいたシャーリーズ・セロンとフランシス・マクドーマンドのおかげでラジー賞候補から逃れることが出来たのかもしれません。ラジー選考委員はオスカー俳優にはきびしいと思われますし、もし『スタンドアップ』の公開が遅れていたらラジー賞の危険は大きかったことでしょう。『ホテル・ルワンダ』でオスカー助演女優賞候補になったソフィー・オコネドーも忘れられないキャラクターです。すいとんの術もびっくりでしたけど、足も手になってるんだから『キング・コング』もびっくりです。
カリン・クサマという日系女流監督の影響なのか知りませんけど、今回のシャーリーズ・セロンは黒髪です。また、番傘、日の丸、桜、畳のイス、襖等々日本を意識した映像が印象に残るところですけど、忘れてならないのはセロンの決めポーズであるスモウ・レスラーの股割りも強烈なインパクトを与えてくれます。過激なアクションも凄かったけど、彼女が最も苦労したポーズの股割り。『モンスター』撮影時以上に体重を増やせば、角界入りだって可能かもしれません。
何を書いてもネタバレになってしまいそうですが、冒頭のシーンやブレーニャのシーンにヒントが隠されていました。近未来SFにはよくあるその設定のためか、体重が異常なまでに軽いんじゃないかと思ってしまうセロンの華麗なるアクションと同様に、人々の命がとても軽く扱われています。姉妹の絆は固いのに兄弟の絆が薄っぺらいことも気になります。なぜこんな事態になったのかという原因の部分が全くないためかもしれません。これをもっと考えさせる映画にするならば、外界から隔離されているはずなのに汚染された牛肉や鶏肉を秘密裏に入手してこっそり食べる政府高官がいるなどというエピソードを追加したほうがよかったのかもしれません。
薄っぺらいと言えば、セロンの着ていた薄っぺらな衣装が欲しくなります。これだけでも観る価値はあったりして・・・
魅力的なSF設定
99%の人間が未知のウイルスにより死滅した世界。嘘と恐怖で人民を支配する政府に対して反乱軍は抵抗を続けていたが…。
同名アニメの実写版。SFとしての設定の面白さとサスペンスとしての魅力も多い作品だが深夜なのに潜入服が真っ白だったりと突っ込みどころは満載。
過度な期待は禁物
シャーリーズ・セロン主演のSFアクションだが、今となっては彼女はもうこの様な作品には出演しないだろう。リメイクした場合にケイト・ベッキンセールやエミリー・ブラントらの姿が目に浮かんでしまう・・・。内容は王道系の物であり、特にひねりは無い。アニメ等の世界観を想像してしまう構成だが、本当にアニメが原作だそうだ。(映画.comの紹介ページを見て知った)流石ハリウッドであり、日本のヘタなアニメの実写化よりはクオリティは高いだろう。それもそのはずで、CG等を手がけたのが「アバター」、「2012」でお馴染みのハイドラックスだ。これは意外だったが、当時の技術で描いた映像の数々も、個性的な世界を見事に表現しており、作品の質の向上に一役買っている。シャーリーズ・セロンの当時のイメージは、「モンスター」で不細工メイクで体当たりで挑んだ芸達者な女優さんという物だったが、そのイメージをいい方向で壊してくれている。スラッとしたスタイルでのアクションは見応え十分だ。ひたすらスタイリッシュに描いており、格好良いシーンの連続で圧倒される。カリン・クサマ監督という事もあってか、スタイリッシュの中にどこか美しい世界観が広がり、画的にも大変綺麗である。アニメ原作という事を知らなかったからなのか、ストーリーが王道過ぎて魅力が感じられなかったのが本作の難点である。だが、今となっては貴重なシャーリーズ・セロンのSF作品だ。何かのきっかけで相場が上がらないだろうか。
何の前ふりも無く、Amazonビデオで鑑賞。もっと派手な戦闘シーン等が出てくると想像していたが、想像と違って、それはそれで納得。
子孫が居ない場面が来ると、こういうことも起こりうるのか、もっと違うことが起こってしまうことも見てみたかった。
やっぱ命って大切。
シャーリーズ・セロンがアクションに挑戦したというこの作品にわくわくしながら鑑賞した。
SFチックなアクション映画は基本的に好まないが、思ったより映画のテーマがよかった。
アクションに関しては、CGとワイヤー使いまくりで満足はできなかった。
ただシャーリーズはセクシーでアクションも似合っていた。
内容に関しては、命の大切さを痛感させられた。
これはSFアクション映画にしては珍しくないかな? わかんないけど.....
“人は死ぬもの。だからこそ生きているときが大切。”
終盤のこのセリフには感動した。
希望をもって、日々生きていこうと思える映画だった。
舞台芸術的作品
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 80
ビジュアル: 80
音楽: 65
SFなのかファンタジーなのかわからないが、独特の世界で繰り広げられる物語。人の動きは言うまでもなく、美術も建物も服も花びらの風に散る動きに至るまで、何もかも美しく芸術的に描かれる。
「白鳥の湖」「くるみ割り人形」といった有名なバレエを見たい観客は、最初から物語を知った上でバレエを劇場に見に行く。それはどんな物語なのかを見たいのではなく、優雅に踊るバレエダンサーの技術や振り付けや演出といった舞台芸術を見に行くのである。この映画は一つ一つの動きに美しさを求めるバレーで踊るプリマドンナのごとく、全てを芸術的に見せる映像美ということを意識して撮影されているのだろう。
この現実離れした世界観は『マトリックス』の雰囲気が感じられるし、そのようなものを作ろうとしたのかなとも想像する。物語より何よりもこの独自の映像美を見せたいのだろうし、このような映画がたまにはあっても悪くない。
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