「父のバックパックをプロトンパックに」ゴーストバスターズ(1984) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
父のバックパックをプロトンパックに
クリックして本文を読む
"ゴーストバスターズ" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで4回目の鑑賞(吹替)。
これまで観た洋画で、私のいちばん古い記憶と言えば本作でございます。すでに怪獣大好きっ子だった私は、ニューヨークの街をのしのし歩くマシュマロマンを、父の膝の上で夢中になって凝視したことを鮮明に覚えています。もしかしたら、私が初めて観た洋画が本作かもしれません。
次の日には、母のカーリングドライヤーと父の黒いバックパックを持ち出し、ドライヤーのコードをバックパックにセロテープで止め、バックパックを背中に背負い、ドライヤーを手に持てば、プロトンパックの出来上がり。家中走り回ってごっこ遊びに興じていたこともはっきり記憶しています。
それはさておき、コメディの分野で第一線の活躍をしていた俳優たちが、ゴースト退治に奔走・奮戦するおじさんをコミカルに演じていて、もうそれだけで楽しい!
ニューヨークに現れるゴーストたちは、怖いと云うよりもどこか愛嬌を感じさせるデザインになっていて、それぞれが魅力的だし、とても個性的だなと思いました。
VFXは今観ると拙いですが、ぼんやりとしている合成が、ゴースト感の演出に一役買っているような気がするし、コマ撮りされたズールたちもいい味わいでした。
軽快な音楽に乗って展開される痛快なストーリーの面白さは公開から30年以上経過していても全く色褪せていません。
80年代のハリウッド映画を代表する名作として、これからも語り継がれていく作品だなと、改めて感じました。
コメントする