ゴースト・オブ・マーズのレビュー・感想・評価
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カオスな火星
さすがジョン・カーペンター。
支離滅裂で薄っぺらな映画を作らせたら、この人の右に出る人は少ない。
こんな監督が制作費を集めて、映画を作り続けられる事が驚き。
さて、本作品。
観る気は無かったのだが、Youtubeの【🎥本編無料公開中🎥】で
何となくクリック。
酷い出来だと思いながら、一応最後まで観た。
冒頭での列車。
砂埃がひどいのに、U字の軌道を列車が走ってる。
科学考証ゼロの証拠。
実際に砂漠に同じような鉄道を作ったら、どうなるか判る筈。
普通のオツムがあれば、こんな鉄道は作らない。
始まって数分でこのあり得ない感。
直ぐに観るのをやめようかとも思ったが、どこまで酷いのか反対に気になった。
で、
火星を舞台にしているし、交通手段は主に鉄道だが、
妙な赤い霧が出てくる以外、ノリはマッドマックス。
結果、本当にダメな作品。
本島にスポンサーはなぜ金を出すのだろう。
2000年代なのに、80‘sB級映画なルックなのが最高。 そこにジ...
2000年代なのに、80‘sB級映画なルックなのが最高。
そこにジェイソン・ステイサムがいるのが面白い。
相変わらず、女性達はかっこいいし
みんなあっさり死んでいくのがカーペンターっぽくって好き。
カーペンターまた映画作ってよ。
新作を映画館で観たい。
ワルそうに見えてじつはいいやつ
マーク・ウォルバーグといえば眉を“への字”につりあげる威嚇の表情がいわばキメ顔になっている。
アイス・キューブにもおなじことが言えるが、tedみたいにキャラクターを演じ分けられるウォルバーグにくらべると、アイス・キューブのばあい、怒り眉が貼り付いてしまっている印象がある。
いつでもどこでも、あのキメ顔をしていて、なんか疲れそうな男だが、その印象がいくらか変化した動画がYouTubeにある。
アメリカのゆうめいな司会者でコナンオブライエンという人がいる。
動画は番組内企画の体(てい)でコナンとアイス・キューブとケヴィン・ハートが、アジア人女性に運転教習をするという顛末。
“Ice Cube, Kevin Hart And Conan Help A Student Driver | CONAN on TBS”
むちゃくちゃな運転マナーを教えマリファナをやってチキンをたべる。カオスな展開と“Student”のダイアナが魅力的。視聴回数1億弱はTVの企画ものとしては異例だろう。なんどみてもたのしい。
動画でアイス・キューブはコナンとケヴィン・ハートというオフェンシブなふたりのコメディアンを相手に、遜色のない押し出しの強さをみせる。
いつも怒っているような輩、いわゆる“thug”の気配を持っている男が陽気に笑ったりすると妙に惹かれてしまうことがあるが、アイス・キューブにもその魔法があると言える。
──
興行も批評もコケているが“自傷するハードロッカー”の造形やキャストのおもしろさで印象に残っている映画。
同監督のニューヨーク1997に似て凶悪犯を檻から解放してミッションへ任用する。
カーペンター監督の描く凶悪犯は男臭くてストイック。だらしなさがない。アイス・キューブ演じる“Desolation Williams”はvoluptuousなヘンストリッジに目もくれなかった。
反して今や男臭さの代表選手ともいえるジェイソン・ステイサムがここでは格下で女にだらしない傭兵を演じていた。また、パム・グリアやジョアンナ・キャシディなんて懐かしい名前も出ていた。
imdb4.9、Rotten Tomatoes23%と24%。
ボロボロだが個人的には“愛すべきキッチュ感”を感じた映画。
とりわけラスト。ヘンストリッジをアイス・キューブが起こしに来る場面。
Come on.Tide is up.Time to stay alive.
さあ生き残るための時間だ──とかクサすぎることを言ってウィンクしピッカピカの銀色銃を渡す。
アイス:あの世に生きたくなかったら悪党になるんだな
ヘンストリッジ:あんたは警官になんのよ
ふたり:Nah
アイス:やっつけようぜ
ヘンストリッジ:やったるわよ
映画には出来が悪くてもクサさやバカっぽさゆえに憶えている──ってことがあるがじぶんにとってゴースト・オブ・マーズはそれだった。
まだ毛のあるジェイソン・ステイサム!
赤いフィルターをかければ火星になる!といった具合で、映像もB級感が満載。自動運転で到着した列車には警部補のメラニー・バラード(ナターシャ・ヘンストリッジ)しか乗車していなくて、彼女を尋問する形でストーリーが進む。とにかくメラニーだけが生き残ったと想像できる展開なので、緊迫感はほとんどないと言ってもいいくらいだ。
扉を開ける専門家みたいなジェリコ(ステイサム)は任務中であってもメラニーを口説こうと必死になってるキャラ。『ジャッキー・ブラウン』でいい演技をしていたパム・グリアなんてすぐに死んじゃうし、悪党アイス・キューブの弟だってあっさり死んでしまう。これがジョン・カーペンター流なのだと理解もできるのだが、そのキューブ自身も「人殺しだけはやってねー」と頑なに主張するのもどこか可笑しい。
そんなB級火星映画であっても、感染かなにかで狂ってしまった谷の集団の描写はこれでもかこれでもかと人間らしさを失っていくのだ。死んでいく人もあれば、新たに出会う人物もどこかおかしい。科学者だと自称するウィトロック(ジョアンナ・キャシディ)は自らパンドラの箱を開けてしまったと言い、火星先住民族の霊を呼び起こしてしまったと作品そのものの説明が入る。何かメッセージがどこかに含まれてると確信していたのですが、これは先住民族の住む火星への侵略がテーマなのだろうと感じた。つまり、どっちがエイリアンなんだ?と、アメリカ大陸に進出した白人への批判が込められていたのだ。
奥の深さもさることながら、この人には生き残ってほしいと思っていても、あっさり殺される。主人公と同じくブロンドヘアーのバシラ(クレア・デュバル)だって、死にざまは首が爆発するのです。『マッドマックス』風のとり憑かれた暴徒たち。ジョン・カーペンター自身が作ったヘビメタ風音楽がとても似合っていた。
私は満足(喩えれば黒沢明の後期作品)
あぁジョンカー・ベンターだなぁ、丁寧に作っているしキチンとやることはやるなぁいい演出だなぁ、相変わらず綺麗な女性をうまく撮るなぁと感心。
カーペンター好きからするとそれだけで十分、作品単体としての評価はしたくない、黒澤明の後期を私はそうやって好意的に観ました、皆の批判は「それがカーペンター監督らしさだから」として答えようがない
※2.5点は上記コメントと関係なく普通の評価としてご理解下さい
ええと。
何の気なしに見たんです。
そしたら、ジョンカーペンター。
そーんなに知識もなく。
ステイサムがでてるもんで見てました。
なんでしょうかね、火星がテーマでやる必要があるのかw
火星がテーマなのに物々しい重装備がないのは何故かw
火星の敵は何故地球人を乗っ取ったらゾンビみたいになるのかw
ボスがメタルバンドモチーフなのは何故かw
まぁ、何も残らない映画。
けどなんか、なんつうか気になる…
そんな作品でしたw
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