「映像も飛行機も技術発展の黎明期」コンドル(1939) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
映像も飛行機も技術発展の黎明期
総合:65点
ストーリー: 75
キャスト: 70
演出: 55
ビジュアル: 30
音楽: 60
まだまだ飛行機が危険な乗り物だった時代。パイロットは一つ一つの飛行依頼にも飛ぶかどうかを議論し命懸けで飛行機に乗り込んだ。
見所は2つ。一つは危険への苦悩と危険に対する挑戦。南米の田舎の小さな飛行場と吹けば飛ぶような小さな飛行機会社の経営を軌道に乗せるのは簡単ではなく、命を賭けるわりに経営は安定してくれない。そしてパイロットが死んだり飛行機が壊れたりしていく。経営者の苦悩は続くが、それでも男たちは勇敢に空に挑んでいく。
もう一つは人間模様。常に危険が付きまとう職場で働く男たちの生き様やら人間関係や、そんな男を待つ女たちの心労や恋愛感情。
1939年製作ということで画像は白黒、飛行機はすぐにそれとわかるセットや模型ということで期待はしないほうがいい。でも画像の良さで売っている映画ではなく人と人のドラマなので、あまり映画の大勢に影響はない。
コメントする