「「HELLO!」の叫びは誰かに届くのか?」28日後... だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
「HELLO!」の叫びは誰かに届くのか?
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人間の精神を破壊し、凶暴性を極限まで増幅させる新種のウイルス。
病室で目覚めた主人公は、訳の判らないまま、無人の街と化したロンドンに放り出されます。他の生存者との出会いによって次第に明らかになっていく状況。主人公たちは、生きる希望を求めてある場所に向かうのですが・・・。
冒頭の無人のロンドンの街のシーンからグイグイと惹き込まれていきます。「HELLO!」と叫んでも誰からも返事が返ってこない。
これは、本当に怖いことです。
物語の終盤では、ウイルスによって凶暴化した人間よりも、恐ろしい存在が現れます。それは、本来助け合うべきウイルスに感染していない人間・・・。
「凶暴性」とは人間が本来持っているもの。
でも、人間はそれを乗り越える知恵と勇気と希望を持っている。
ラストシーンが、凄く印象的でした。
人と人の繋がりが希薄になってきている今だからこそ、
僕らは、お互いに叫ぶべき時代なのかも知れません。
『HELLO!』
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