X-MEN:ファイナル・ディシジョン : インタビュー
人気アメコミを映画化したシリーズの完結編「X-MEN/ファイナル・ディシジョン」。多数の魅力的なキャラクターが登場する本シリーズで、中心的な役割を果たしたウルバリン役のヒュー・ジャックマンが来日し、インタビューに応じた。ハリウッドで活躍する大きなきっかけともなった1作目から6年。シリーズを振り返っての心境は?(聞き手:編集部)
ヒュー・ジャックマン インタビュー
「僕はいろいろ決断を下すのが苦手なんだよ」
――「X-MEN」3部作を終えてみての感想は?
「ちょっと寂しいかな。6年一緒にやってきたから、ちょっとしたファミリーだよ。そんな仲間と別れるんだからね。でも、僕が演じてきたキャラクターはまだ終わりじゃないんだ。ウルバリンはスピンオフとしてまた作るつもりだからね」
――スピンオフにあたる「ウルバリン」の契約はしたのですか?
「まだやってないよ。でも僕もやってみたいし、フォックスもやりたがっているようだし、作るんじゃないかな? 共同プロデューサーだからね。僕は契約を押し付けられるということはないと思う」
――ウルバリンはユニークな髭を蓄えてますが、あれはあなたの本物の髭ですか?
「本物の髭じゃないよ(笑)。前2作は自分のだったんだけどね。今回はウッディ・アレンの映画があったから、髭を生やす時間がなかったんだ。でもメイキャップのケニーが作ってくれた作り物の髭と自分の髭が合わさって、映画を観ている限りは偽物だってわからないんじゃないかな? ケニーは素晴らしい仕事をしたよ」
――劇中、とても重要な局面を迎えて、ある重大なディシジョン(決断)を下しますが、あなた自身だったらどうするでしょう?
「おそらく、劇中でウルバリンが直面した出来事は、誰もが最も大変な局面だと感じると思うんだ。映画の最後をばらすようで、このことについてはあまり触れたくないんだけど、僕がウルバリンと同じシチュエーションになったら、ウルバリンがしたようにはできないだろうね」