「便所スリッパ!?」殺し(1962) 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
便所スリッパ!?
殺しの現場に居合わせた尋問により証言する様々な男たちの回想を含めたオムニバス形式にも取れる物語構成から犯人を炙り出す、当時としては斬新に思われる?演出とピエル・パオロ・パゾリーニ原案によるベルトルッチの映画監督デビュー作。
暗く重い雰囲気と小難しさをイメージしながらそれぞれの話がコメディにも感じられる比較的に軽いノリが観やすくもあり、個人的な見所は唐突に現れるスキンヘッド集団が衝撃過ぎて60年代のイタリア版スキンズのスタイルが格好良かった。
青臭いながらも意表を突く展開にデビュー作から只者ではない雰囲気を醸し出すベルトルッチの凄みが溢れて漏れ始めてる!?
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