ウォーク・ザ・ライン 君につづく道のレビュー・感想・評価
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ストーリーと言うより歌がとにかく楽しかった。ラストのステージでのプ...
ストーリーと言うより歌がとにかく楽しかった。ラストのステージでのプロポーズシーンは一緒に盛り上がってしまった。ホアキンの演技は相変わらず見事。リースは好きな女優のひとり、魅力的で歌声も素敵だったがこの作品でアカデミー主演女優賞が取れたのは意外だった。
ロカビリー
いやあホアキンこの映画でもラリってたんすね。酒、ドラッグお似合いですね。無知でしたが、反戦歌歌ってて勝手に硬いイメージもあったジョニーキャッシュてドラッグ中毒だったんですね。
内容は黒衣の宰相、リベラル派としてベトナム反戦の話がくるのかなと勝手に思ってたらそれ以前の話。でもなぜ弱者の立場に立とうとするか、刑務所のシーンが象徴となってますが、兄の死だけでなく自分がドラッグ中毒になり家庭崩壊し、救われなかった生い立ちをみていくとわかります。まあ自業自得じゃねえかという部分もあるけど。
ジューンカーターの何が良くて、またカーターはなぜ結婚を認めないまま10年以上だらだら付き合い続けたのか、あのラストまでの話の転ばなさ、焦らす焦らすで長いままの解せなさ、また最後ステージ上ではなぜ応じたのか、肝心な愛の顛末の動機について描写がなく、ステージ上の大団円ではあオッケーなの?と。まるごとずっと引っかかった。
あとこれ奥さんがただただ不憫でしょう。
ギター1本でカントリー、というイメージが強かったがロカビリーが意外とかっこよかったです。ダメな父役のロバートパトリックが老けてて最初分からずびっくりした。
"Man in Black"
大袈裟にしたって何者でもない子供の時から、密かに想い続けていたJ・Rの恋心。
ジョニー・キャッシュにこんなロマンティックで劇的な恋愛物語があったなんて知らなかった!?
確かに奥さんや子供の視点で考えたら、お世辞にも褒められる父親でも大人でも男としても、ダメダメで。
J・フェニックスが演じるジョニー・キャッシュは、時折見せる甘えん坊な表情に愛しさを感じるような存在感で、一途な気持ちを応援せずにはいられなくなる。
Nine Inch Nailsの"Hurt"をカバーしたジョニー・キャッシュのpvは、彼を見守るようにジューン・カーターが側に居る。
何だろう?何度、観ても涙が溢れてしまう。
偉大であるロックンロールな男たちを支える女性、様々なカップルが存在しているけれど、個人的にNo.1なベストカップルはジョニー・キャッシュとジューン・カーターと断言したい。
40回断られてもなお、好きって素晴らしい!
40回プロポーズを断られ・・・・っていうのに惹かれて観た。
40回断られてもなお、好きって素晴らしい。
ホアキンフェニックスの実人生に被るような、お兄ちゃんが若死にし、薬に溺れる主人公キャッシュ。
こういう内容を敢えて選ぶんだろう、
自分に向き合って来た、ホアキン。
だから「ジョーカー」という映画が彼に与えられた。
主人公2人のデュエットは今も心に残る。
薬に何度も溺れても、2人の結婚は友情で結ばれて幸せだったろう。
成功も挫折も才能も弱さも愛も全て見せる
総合:75点
ストーリー:70
キャスト:75
演出:75
ビジュアル:70
音楽:75
ジョニー・キャッシュなんて良く知らないし興味もないのだが、出演者につられて見てみた。これが思ったよりも良くて当たりだった。
よくある貧乏からの成功物語と、成功に自惚れて堕落していく歌手の話ではあるのだが、その描き方が上手い。いい部分も悪い部分も双方しっかりと取り入れて綺麗なだけの話にしていなくて、音楽の良さとその裏のだらしない人間としての弱さがきっちりとさらけ出されている。そして彼の愛も大きく取り入れることによって、物語がただの波乱万丈の話だけじゃない暖かさや救いがあった。実話を基にしているようだが、レコーディング・刑務所のライブ・プロポーズなど場面場面で劇的なことがあるのも面白い。二人が吹き替えなしで実際に歌っているというのも臨場感がある。
主演2人の好演が好感度大
ホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンは、生前のキャッシュ夫妻から直々指名されたキャスティングだとかで、吹き替えなしの彼らの歌とパフォーマンスは一見(一聴?)の価値あり。
不幸な生い立ち→成功→挫折→復活という過程は、ありきたりといえばありきたりだけど、これは事実の物語りなわけだし。それだからこそドラマになるわけで、物語に新鮮味や驚きはないけれど、手堅くまとめた演出と主演2人の好演が好感度大な1本。
映画のなかでは描かれないけど、ジューンのほうもそれなりに苦労しているはず。それなのに、結局最後はそんな彼女に入れ込むジョニーを受け入れるジューンの懐の大きさが温かい。
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