「よかった」ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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初めてのレコーディングをするまでが長くてけっこう退屈で見るのをやめようかと思ったのだが、その後はスターの階段を駆け上がる様子にテンションが上がった。普通は子供時代は面白い場面満載なので、暗い子供時代にはちょっと驚いた。ジョニー・キャッシュは名前くらいしか知らなかったのだが、とても面白かった。最初のレコーディングで死ぬ前に1曲だけ歌うとしたらどんな歌を歌うんだとエンジニアに問われ鼓舞され、見事に採用になる。その気合で全ての表現は取り組まなければならないのではないだろうか。
覚せい剤をエルビスに教わっていたところも面白かった。アーティストらしい自由奔放でわがままな性格で、周りの人はきっと苦労したことだろう。しかし、そんな彼をアーティストだからと言って甘やかさなかったことが逆によかったのではないだろうか。そこから生まれた歌があることだろう。
クライマックスで歌の途中でプロポーズして、「OKしなかったら続きを歌わない」と言い強引にOKをもらったのだが、そのまま歌わずに映画が終わってしまった。どんな喜びにあふれた歌に変わるのか楽しみだったのでとてもガッカリした。
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