「ヒーロー/ヴィラン的善悪 起こらなそうで起こりそう」アンブレイカブル 平一さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーロー/ヴィラン的善悪 起こらなそうで起こりそう
対極に位置する2人の人間から成る話。
サミュエル=ジャクソン演じるイライジャは生まれ持った病、骨の密度が異常に低いために誕生時、既に両手両脚を骨折していた。
幼少期からケガを恐れ、外に出ることを拒んでしまう。そんなイライジャに対し、彼の母親はヒーローコミック(所謂アメコミ)をインセンティブにタスクを課し、少しずつ外の世界に出られるよう工面努力した。
時を経て、コミック画家として一定の成功を収めたイライジャは、列車大事故の報道から唯一の生存者でかつ全くの無傷で生還したデヴィッド(ブルース=ウィルス)の存在を知る。
自分とは全く正反対の存在にあたるデヴィッドに限り無い興味と執着を見せるイライジャは積年の想いを果たすが如くある日突然に、デヴィッドに接触する。
一方デヴィッドは交通事故によりスターフットボーラーの道から退き、今は大学スタジアムのセキュリティとして妻(リハビリステーション勤務)と息子(小学生)と共に生活を送る。生活に対し形容し難い何がしの違和感を感じながら、その日は今後の仕事を巡りニューヨークへ列車で移動していた。大事故に遭遇したものの自分だけが唯一生存、かつ無傷でいた事をキッカケに自分の身体に疑問を持ち始める。。。そんなある日突然にイライジャが接触をはかってくる。。。
サミュエル=ジャクソンっていつも声のトーンがを凄く上手に調節してるイメージがあります。特に語尾の高温→低音が凄く迫力があっていつもすごいなぁと思います。息子の劣等感からの父親に銃を向けるシーンなど所々わけわかんない所もありましたが笑、これはこれで物語に奇怪なムードをたちのぼらせる意味では理解不能も全然ありだと思いました。これから楽しみです。スプリット観る前観ときゃよかった〜。