「発想は面白い」ザ・コア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
発想は面白い
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未知なる地球の内部に対する好奇心を喚起させてくれる。ある意味『ミクロの決死圏』と似たような発想であるが、ストーリー自体は『アルマゲドン』に似すぎている(地底内部を表現したCGはミクロ・・にそっくりだ)。しかし、地球を救うという大義名分はあるものの、核爆弾を安易に扱うことは許されない(使用するのは民間人だし、こわいよね)。細かな設定も施されてはいるが、「デスティニー」の説明も不十分に感じるし、電磁波が異常な状況なのに地上と地中との通信だけは可能な点、それと地中内部に向かうのが学者たちといった点に納得いかない。
結局、仮想敵国のために「デスティニー」を開発し、そのことによって地球のコアが止まってしまい地球規模の大混乱を起こす。自分のミスの後始末をするために核弾頭を数発ぶちこんで、何とか体裁を保つ。しかも、ハッカーを雇って情報操作するといったアメリカの極悪人ぶりを批判した映画ととればよいのだろうか・・・
翻訳もちょっと許せない気がする。核(コア)と核(ニュークリア)の違いをもっと書かないと、お子様は勘違いしますよ。“原爆”という訳でもいいのだから・・・俳優たちが良かっただけに残念。
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